
丸紅、レーザー機器輸入販売のビームを買収
丸紅株式会社(8002)は、ビーム株式会社(東京都町田市、以下:ビーム社)の株式100%を取得した。
丸紅は、ライフスタイル、食料・アグリ、金属、エネルギー・化学品、電力・インフラサービス、金融・リース・不動産、エアロスペース・モビリティ、情報ソリューション、次世代事業開発、次世代コーポレートディベロップメント、その他の広範な分野において、輸出入(外国間取引を含む)及び国内取引のほか、各種サービス業務、内外事業投資や資源開発等の事業活動を多角的に展開している。
ビーム社は、レーザーおよびレーザー加工装置の輸入販売・保守を行っている。
目的
人口知能(AI)やデータセンター等の急速な需要拡大に伴う大量のデータ処理のために、最先端半導体の回路パターン設計の微細化が求めらおり、このような半導体の製造には製造・検査装置が不可欠で、装置の需要は2029年までに年率10.6%伸びると予想されている。
自動車や航空宇宙、医療分野等の幅広い業界においても、機械の高度化に伴い、材料処理・加工・計測等の高精度化の必要性が高まっており、迅速に様々な素材を加工できるレーザー技術の活用がますます重要視されている。
丸紅は、中期経営戦略において、戦略プラットフォーム型事業に注力しており、本出資は、これまでの産業機械分野における商材拡充や顧客基盤の拡大を通して積み上げてきた知見や実績を基にし、半導体関連事業という成長領域において、顧客ニーズに合わせた提案・販売を通じて高付加価値を創出するもの。
これにより、半導体製造装置市場および産業機器用レーザー市場におけるビジネスの拡大を目指す。