
三井物産、欧州タンクターミナル事業会社ITC Rubisを完全子会社化
三井物産株式会社(8031)は、子会社を通じ現在50%株式を保有するITC Rubis Terminal Antwerp NV(ベルギー、以下:ITC Rubis)の株式50%を追加取得し、完全子会社化することを欧州時間4月2日に決定し、株式取得契約を締結した。
三井物産は、大手総合商社として、金属資源から化学品、食料と多種多様な商品を販売し、事業を多角的に展開している。
ITC Rubisは、液体化学品等のタンクターミナル事業を行っている。2008年に、三井物産とRubis Terminal Infra SAS(フランス、現 Tepsa Infra SAS、以下:Tepsa)がそれぞれが50%ずつ出資した合弁会社。
目的
本件M&Aにより、収益を倍増させ、タンクターミナルの拡張をスピード感を持って進めていく。
出資比率推移
株主名 | 本取得前 | 本取得後 |
---|---|---|
三井物産グループ計 | 50% | 100% |
欧州三井物産株式会社※ | 35% | 85% |
Intercontinental Terminals Company LLC※ | 15% | 15% |
Tepsa | 50% | ー |
合計 | 100% | 100% |
※三井物産が直接・間接あわせ100%出資する連結子会社
取得対価
株式50%:約135百万ユーロ(約219億円)
他に、TepsaからITC Rubisへの貸付金約37百万ユーロ(約60億円)を引受予定