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カナデビア、米国のごみ焼却発電プラント関連企業を買収

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カナデビア株式会社(7004)は、100%子会社であるKanadevia Inova AG(スイス、以下:Inovaグループ)が、Matrix Power Services, Inc(米国、以下:MPS)の全株式を取得したことを発表した。MPSは、2025年4月3日より、Kanadevia Inova Matrix Services USとして営業を開始した。

Inovaグループは、ごみ焼却発電プラントやバイオガスプラントの設計、建設、保守、運営などを手がけている。
MPSは、ごみ焼却発電プラントへのボイラ部品供給・据付、メンテナンス事業などを展開しており、米国東海岸を中心に存在するごみ焼却発電プラントのうち約40施設のメンテナンスを手掛けている。

目的

本件M&Aにより、米国の顧客との関係強化を図る。

MPSの事業領域を、既存のボイラ部品供給・据付やメンテナンスだけでなく、プラントの基幹改良やアップグレードなどに拡大させ、プラントのより長期的な運用に繋げる。

近年、Inovaグループは従来からのEPC(設計・調達・建設)事業だけでなく、運営やメンテナンス等の継続的事業を戦略的に拡大しており、KVIの売上高に占める継続的事業の割合は2024年度時点で約30%まで増加見込みであり、今回のMPSの買収もこの流れをさらに加速するもの。

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