三菱電機(6503)、イタリア業務用空調のデルクリマ社を子会社化
三菱電機株式会社(6503)は、イタリアの業務用空調事業会社であるDeLclima S.p.A.(デルクリマ社)の発行済み株式の約74.97%を取得することをDe’Longhi Industrial S.A.(デロンギインダストリアル社)と締結した。
また、本件株式取得後、イタリアの法令およびイタリア国家証券委員会規則に基づき、デルクリマ社の残る発行済み株式の約25.03%の公開買い付けを実施し、デルクリマ社の発行済み株式を100%取得する。取得価格総額は、約902億円となる。
三菱電機の空調冷熱システム事業は、日本・欧州・北米・中国・東南アジア・インド・豪州他グローバルに展開している。
デルクリマ社は、傘下にClimaveneta S.p.A.(クリマベネタ社)、RC Group S.p.A.(RCグループ社)等を保有しており、チラー事業(水などの熱媒体を循環させて対象物を一定の温度に保つ空調設備)で欧州トップクラスのシェアや特殊空調への対応力を有している。
三菱電機は本件により、双方の販路における相互製品販売(クロスセル)による規模拡大や空調ソリューション対応の強化、デルクリマ社製品のさらなる付加価値向上等を見込む。
●今後のスケジュール
株式取得実行日 平成27年11月30日