富士フイルムHD(4901)傘下の富士フイルム、動物の検体検査受託サービスのモノリス社を買収
富士フイルムホールディングス(4901)傘下の富士フイルムは、株式会社モノリス(東京都調布市)を買収し、100%子会社とすることを決定した。富士フイルムは平成28年8月1日をもって、モノリスの社名を「富士フイルムモノリス株式会社」に改める。
モノリス社は、動物病院や動物クリニックからの検体検査を受託するサービスを展開しており、同サービス市場で国内トップシェアを有する。同社は全国10拠点に受託検査所を設けており、検体ネットワークと検体集荷網を活かした迅速なサービス提供を強みとしている。
富士フイルムは、体外診断事業において、動物向けの体外診断機器・試薬の提供を行ってきた。
本件により富士フイルムは、動物向け検体検査受託サービス事業に参入し、事業領域の拡大を図るとともに、モノリス社の培ってきた獣医師とのネットワークと、自社の持つ医療IT技術を活用することで、よりニーズに沿った利便性の高いサービスの開発に取り組む。