日立金属(5486)、情報システム事業を、ファンドに譲渡
日立金属(5486)は、情報ネットワーク事業およびワイヤレスアンテナ事業の一部並びに日立電線ネットワークス株式会社(東京都台東区)の全発行済株式を日本みらいキャピタル株式会社が助言するNMC三号投資事業有限責任組合が100%出資する特別目的会社AAAホールディングス株式会社(東京都千代田区)に譲渡することを決定した。
日立電線ネットワークスの発行済み株式の全てを、吸収分割の方法により、新設会社であるAPRESIA Systems株式会社(東京都港区)に承継させ、同日付でAPRESIA Systemsの全発行済株式をAAAホールディングスに譲渡する。
なお、情報ネットワーク事業およびワイヤレスアンテナ事業のうち特定建設業認可が必要な建設工事事業と放送アンテナ販売事業は、日立電線ネットワークスが承継する。
日立金属は、高収益・高成長分野への集中と経営資源の効率運用を進め、事業ポートフォリオの継続的な刷新を実行している。
日立電線ネットワークスにおいては、情報ネットワークシステムの設計、構築、保守・監視サービスなどネットワークインテグレーション事業を展開しており、現在鉄道・医療・自動車電装部品を成長分野と位置付け、グローバルに強化戦略を実行している。
本件により、日立金属は、企業の成長戦略の実行支援、事業部門・子会社の独立に伴う体制構築支援等の実績・ノウハウを豊富に持つ日本みらいキャピタルが有する知見を生かし、国内でのシェア拡大を図るとともに、積極的なグローバル展開を目指す。
●今後のスケジュール
対象会社設立 平成28年10月、平成28年10月
吸収分割効力発生日、株式譲渡実行日 平成28年12月1日