三井物産(8031)、パナソニック(6752)グループの医療機器開発・販売のパナソニックヘルスケアHDへ資本参画
三井物産(8031)は、パナソニック(6752)傘下のパナソニックヘルスケアホールディングス株式会社(東京都港区)への参画を決定した。
出資額は約541億円。パナソニックヘルスケアHDの筆頭株主であるコールバーグ クラビス ロバーツ(米国ニューヨーク州、KKR社)の運用するファンドからパナソニックヘルスケアHD株式の22%を取得する。
パナソニックヘルスケアHDは、主要子会社であるパナソニックヘルスケア株式会社を通じ、糖尿病患者向けの血糖値測定器を中心とした医療機器の開発・製造・販売を行っている。
KKRは、プライベートエクイティ、エネルギー、インフラ、不動産、クレジット、ヘッジファンドを含む様々な資産クラスの運用を行っている世界有数の資産運用会社。
三井物産は、これまで「メディカル・ヘルスケア」関連の強化に力を入れ、アジア病院事業とその周辺事業への投資を積極的に行ってきた。
本件により、三井物産は、パートナーとなるKKR社・パナソニックと協働で、パナソニックヘルスケアHDの販売促進を支援し、資先医療機関の集患機能の強化を行う。また、アジア新興国における糖尿病患者に対して最適な治療サービス体制を構築することで、事業基盤の強化を図る。