双日(2768)、タイの業務用食品卸会社FB Food Serviceの株式取得
双日(2768)は、タイの大手缶詰メーカーThe Peace Canning (1958) Co., Ltd.(以下、PCC)より、PCCの子会社であるFB Food Service (2017) Ltd.(以下、FBF)の株式を43%取得した。
本件と同時に、タイの金融資産運用会社であるFinansa Capital Ltd.(以下、FC)もPCCよりFBFの株式を6%取得する。
PCCは、タイの大手缶詰製造会社。FBFは、PCCの製造する缶詰の卸事業、及び外食産業向けの業務用食品卸事業を展開している。
双日は、ベトナムの子会社を通じてASEANにおける食品卸事業の運営ノウハウを蓄積してきた。グループ内の経営資源を活用し、より高度な食品加工の機能を備えることで、食材の一次・二次加工事業の強化、拡大に取り組んでいる。
本件M&Aにより、双日グループは、タイにおける業務用食品卸事業に参入する。また、現在取り組みを進めている食品加工機能を活用してFBFにセントラルキッチン事業を新たに加えることで、他社と差別化を行いつつタイの外食ニーズへの対応力の向上を図ることで、事業の拡大を目指す。