みらかHD(4544)、米国の病理検査事業子会社Miraca Life Sciences, Inc.を同国投資会社Avista Capital Holdings, LPに譲渡
みらかホールディングス(4544)は、100%連結子会社であるCDx Holdings, Inc.(米国・テキサス州、CDx社)と、Avista Capital Holdings, LP(Avista社)の完全子会社で買収目的会社のSymphony Merger Sub Inc.(Merger Sub社)を合併させることを目的として、合併契約を締結した。
CDx社は、Miraca USA, Inc.(MUSA社)の連結子会社であるMiraca Life Sciences, Inc. (MLS社)の親会社。
本件合併に際してみらかHDは、CDx社とMerger Sub社との合併後の新会社の株式を100%間接保有する新設持株会社Symphony Buyer, Inc.(米国ニューヨーク州)の 15%持分に相当する普通株式を同時に引き受ける。MLS 社はみらかHDの連結子会社からは除外される。
みらかHDは、2011年11月にMLS社を買収し、米国での病理検査事業に参入した。しかしながら、その後の事業環境の変化を受けて以降、大規模な追加投資の必要性に迫られていた。現在進行中の中期経営計画においては、国内CLT事業(受託臨床検査事業)及びIVD事業(臨床検査薬事業)に優先的に経営資源を配分する一方、MLS社に関しては、将来成長の実現を可能とするパートナーを模索してきた。
Avista社は、ヘルスケア分野において豊富な投資実績を持つ。
本件M&Aにより、みらかHDは、MLS社の再成長を図るとともに、自社の企業価値の向上を図る。