フェニックスバイオ(6190)、カナダの受託試験サービス・販売会社KMT Hepatechの全株式取得
フェニックスバイオ(6190)は、KMT Hepatech,Inc.(カナダ・アルバータ州 、KMT社)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。取得価額は概算で5,500千カナダドル。
本件M&Aは現金対価の逆三角合併方式による。具体的には、フェニックスバイオはカナダに買収目的会社(SPC)を設立し、SPCが現金を対価として既存株主から株式を取得する。その後、SPCを消滅会社、KMT社を存続会社とする吸収合併を行い、フェニックスバイオは、合併後の存続会社KMT社の発行済全株式を取得し、完全子会社化する。
KMT社は、フェニックスバイオと同様にuPAマウスとSCIDマウスをホスト動物とするヒト肝細胞キメラマウスを用いて、アメリカ国立衛生研究所の研究予算を活用し、抗肝炎薬の開発を行っている製薬企業及び研究機関やマラリアの研究機関などに受託試験サービス及び販売を行っている。
本件M&Aにより、フェニックスバイオは、これまでに北米地域で築いてきた販売網においてKMT社の知名度を活用してPXBマウスの拡販を推進する。また、KMT社を通じて北米での産学連携を強化し、研究開発を展開する。
●今後のスケジュール
契約締結日 平成29年11月16日
株式譲渡実行日 平成29年12月1日
合併 平成29年12月