マクセルHD(6810)、DBJと共同で電設工具、家電製造・販売会社の泉精器製作所の全株式取得、子会社化へ
マクセルホールディングス(6810)は、株式会社日本政策投資銀行と共同で、株式会社泉精器製作所(長野県松本市)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。
両社による取得価額は18,200百万円。
マクセルHDは、泉精器株主のTMCAP2011投資事業有限責任組合及びマーキュリア日本産業成長支援投資事業有限責任組合との間で泉精器株式の取得に関し合意に至り、中間持株会社(マクセルHDとDBJが共同出資)を通じて株式譲渡契約を締結するとともに、DBJとの間で当事者間契約を締結した。
泉精器はマクセルHDの連結子会社となる。
マクセルHDは、「自動車」、「住生活・インフラ」、「健康・理美容」の成長3分野市場における事業領域の拡大と新規事業の創出を成長戦略の柱に掲げている。
泉精器は、電気工事に使用される国内トップシェアの電設工具、理美容機器や調理家電といった家電製品の製造・販売を長年にわたり手掛けている。また、理美容機器を中心とした家電においては海外を製造拠点にして、国内外でOEM事業を展開している。
本件M&Aにより、マクセルHDは、電設工具事業に参入するとともに、自社が保有するリチウムイオン電池や電池電源、充電器事業との連携を推進し、住生活・インフラ市場での事業領域の拡大と、新たな高シェア・高収益事業の創出を図る。また、家電事業について低コストの生産体制を構築し、事業規模の拡大と収益力の向上を図る。
●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 平成30年10月1日