株価算定シミュレーション

積水化成品工業(4228)、欧州の独立系自動車部材供給メーカー・Proseatグループの株式75%取得

更新日:

積水化成品工業(4228)は、子会社のSekisui Plastics Europe GmbH(ドイツ・ミュンヘン)がProseat GmbH & Co. KG(ドイツ・ヘッセン州)をはじめとした8社(以下、Proseatグループ) の発行済株式等をRecticel NV/SA等(ベルギー・ブリュッセル、Recticel)から取得し、実質的にProseatグループの75%を保有することを取締役会で決定し、株式売買契約等についてRecticelと合意した。
取得価額は約40億円。

積水化成品工業は、進行中の中期経営計画において、自動車分野、家電IT分野での事業拡大を続けている。中でも自動車部材については、主力製品のひとつである「ピオセラン」が、本邦ならびに米州の日系自動車メーカー各社向けを中心に採用実績を拡大していた。

Proseatグループは、欧州6ヵ国に製造拠点を有し、自動車部材を欧州自動車メーカーに供給する独立系のリーディングカンパニー。

本件M&Aにより、積水化成品工業は、ピオセラン等自動車部材の欧州での拡販スピード加速、ならびにProseatグループ取扱い自動車部材全般の自社チャネルを活用した日系自動車メーカーへの展開を推進する。積水化成品工業とProseatグループの異なる技術の融合、グローバルな自動車メーカー各社との強固な連携により、現行の自動車部材にとどまらず、電気自動車などNEV向け軽量構造部材に関する提案力・開発力・提供力の一層の強化を目指す。

●今後のスケジュール
株式譲渡実行日 2019年3月まで

ゴム・プラスチック製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ゴム・プラスチック製品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、ゴム・プラスチック製品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

この企業に関連するM&Aニュース

積水化成品工業、自動車部材製造のドイツ子会社ProseatグループをBrose Sitech社に売却へ

積水化成品工業株式会社(4228)は、連結子会社であるProseatEuropeGmbH(ドイツ、以下:PSEU)が保有する欧州における事業子会社8社(以下:Proseatグループ)のうち、6社(以下、譲渡対象会社)の株式及び持分の全てを、BroseSitechSp.zo.o.(ポーランド、以下:BroseSitech社)へ譲渡することについての基本合意を定めた覚書を締結することを決定し、Bros

積水化成品工業、積水化成品東北(北上工場)の生産機能を村山製作所に譲渡

積水化成品工業株式会社(4228)は、収益力向上に向けた事業ポートフォリオ変革の一環として、国内グループ会社である株式会社積水化成品東北(北上工場:岩手県北上市)の生産機能について、株式会社村山製作所(群馬県太田市)へ譲渡することを決定した。同工場は、積水化成品グループの東北地域における発泡ポリスチレンシート製折箱事業の生産および販売を担ってきたが、2024年10月1日より、その生産機能を村山製作

積水化成品工業、独連結子会社Proseat Europeの株式を追加取得、完全子会社化へ

積水化成品工業株式会社(4228)は、連結子会社であるProseatEuropeGmbH(ドイツ・ヘッセン州、PSEU)の株式を追加取得し、完全子会社化することを決定した。積水化成品工業は、プラスチックスを基軸素材として、包装資材・食品容器、自動車部材、化粧品、医療や土木資材を取り扱う事業を展開している。Proseatグループは、欧州の主要自動車メーカーへ、自動車部材の開発・製造・販売を行っている

積水化成品工業(4228)、成形加工技術に強みをもつヤマキュウを連結子会社化

積水化成品工業(4228)は、株式会社ヤマキュウ(東京都立川市)の株式を譲受け、連結子会社化した。出資比率は85.5%。積水化成品工業は、発泡プラスチックス素材・商品の販売を行っており、高機能なプラスチック素材・商品の拡販と他素材との複合商品化による事業拡大に取り組んでいる。ヤマキュウは、自動車部品等の製造販売を行っており、高度な成形加工技術と設備を有する。本件により、積水化成品工業は、新たな戦略

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?M&Aにおける流れ、税金をわかりやすく解説

株式譲渡とは株式譲渡とは、売り手が保有する株式を買い手に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、売り手企業の法人格はそのまま存続します。株主構成が変化する以外には、会社への影響が比較的少なく、独立性を維持しやすいため、中小企業のM&Aで多く用いられています。M&Aのプロに、まずは相談してみませんか?日本M&Aセンターは、ご相談からM&Aの成約まで

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。まずは、買収の希望条件を登録してみませんか?法人の買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から

会社売却とは!売却の流れやメリットや注意点、事例を解説【2025年版】

M&A全般
会社売却とは!売却の流れやメリットや注意点、事例を解説【2025年版】

会社売却とは、会社の経営権や事業を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、後継者問題の解決や企業の成長促進を主な目的として、中小企業の会社売却が増加傾向にあります。現在様々な問題に直面している経営者はもちろん、そうでない方も、会社売却の手続きや税制、メリットなどについて知っておくことで、より柔軟な経営判断ができるようになります。本記事では、企業売却の流れや税金に関する基礎知識のほ

インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

海外M&A
インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

こんにちは、ジャカルタの安丸です。2025年におけるインドネシアのマクロ的な展望につき、私見を交えて解説させていただきます。(今回のこのコラムは、2025年1月8日に作成しています。)2024年の振り返り最初に2024年にインドネシアで起こった重要なイベントを、簡単に振り返ってみたいと思います。2024年はインドネシアにとって、重要なイベントが目白押しの1年でした。新大統領の就任10年振りの大統領

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2018年12月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード