東海カーボン(5301)、ドイツの炭素黒鉛製品メーカー・COBEX社の全株式取得、子会社化
東海カーボン(5301)は、COBEX HoldCo GmbH(ドイツ、COBEX社)の全株式をSofian MidCo S.àr.l.(ルクセンブルク)より取得し子会社化することを決定し、株式譲渡契約を締結した。
取得価額は約1,000億円。
東海カーボンは、現在進行中の中期経営計画において、戦略投資案件の積極的な検討を掲げている。
COBEX社は、アルミ精錬用のカソード、一貫製鉄所の主要設備である高炉の内貼りに使われるライニング(高炉用ブロック)、金属シリコンなどの精錬に使われる炭素電極の3分野において世界有数の市場シェアを有している。
アルミニウム市場は、輸送機器分野における軽量化ニーズ、建材分野におけるアルミ使用量の増加などを背景に安定的な伸長が見込まれている。
本件M&Aにより、東海カーボンは、アルミニウム関連事業はじめ上記3分野の世界市場にリーディングプレーヤーとして参入を果たす。また、自社の規模拡大・収益力の向上・安定化のみならず、事業ポートフォリオの多角化や欧州事業の強化を図ることで、更なる企業価値の向上を目指す。
●今後のスケジュール
株式取得完了日 2019年7月下旬