成長戦略セミナー

トヨタ自動車(7203)、スズキ(7269)と資本提携へ

更新日:

トヨタ自動車(7203)とスズキ(7269)は、自動運転分野を含めた新たなフィールドにおいて長期的な提携関係の構築・推進を目指すべく、資本提携に関する合意書を締結した。

トヨタは、スズキが実施する第三者割当による自己株式の処分により、スズキの普通株式24,000,000株(発行済株式総数に対する所有割合4.94%を取得する。取得価額は960億円。スズキは、市場買付により480億円相当のトヨタ株式を取得する。
これらの株式取得は、海外の競争当局の承認が得られ次第実施する予定。

トヨタは電動化技術に、スズキは小型車技術に、それぞれ強みを持つ。

本件M&Aにより、トヨタとスズキは、それぞれが得意とする技術・商品や既存の事業基盤を強化するだけでなく、今まで通り競争者であり続けつつも、商品の共同開発や生産領域での協力関係を構築して深化させることで、持続的成長の実現を図る。

輸送用機械・部品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

輸送用機械・部品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、輸送用機械・部品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

トヨタ自動車・スズキに関連するM&Aニュース

スズキ、インド連結子会社のマルチスズキがSMGを合併へ

スズキ株式会社(7269)の連結子会社であるマルチ・スズキ・インディア社(インドニューデリー、以下:マルチスズキ)は、同社の子会社(スズキの孫会社)であるスズキ・モーター・グジャラート社(インドグジャラート州、以下:SMG)を吸収合併することを決定した。マルチスズキを存続会社、SMGを消滅会社とする吸収合併方式。マルチスズキ及びSMGはともに、四輪車の生産及び販売を行っている。目的現在、インドにお

トヨタ・デンソー・豊田自動織機の3社がアイシン株を売却へ

トヨタ自動車株式会社(7203)、株式会社デンソー(6902)、株式会社豊田自動織機(6201)の3社は、2024年6月27日、トヨタグループの自動車部品大手の株式会社アイシン(7259)の株式を売却すると発表した。アイシン株の保有比率は、トヨタが24.8%から20.0%、デンソーは0%、豊田自動織機が7.7%から2.9%に下がる。政策保有株式を減らし、売却によって得られた資金を有効活用する狙い。

スズキと、自動運転ソフトウェアのティアフォーが資本業務提携へ

株式会社ティアフォー(東京都品川区)とスズキ株式会社(7269)は、資本業務提携を行うことに合意した。スズキは、四輪車・二輪車・船外機事業等を中心に行っている大手機械メーカー。ティアフォーは、自動運転用のオープンソースソフトウェアである「Autoware」を活用したソフトウェアプラットフォームなどを展開している。目的ティアフォーの拡張性の高いソフトウェアプラットフォームと、スズキの製造ノウハウを掛

トヨタ自動車、プライムアースEVエナジーを完全子会社化へ

トヨタ自動車株式会社(7203、以下「トヨタ」)は、車載用電池の量産体制を強化するため、プライムアースEVエナジー株式会社(静岡県湖西市)を完全子会社化することを、パナソニックホールディングス株式会社(6752、以下「パナソニックHD」)と合意した。3月下旬の完全子会社化を予定している。プライムアースEVエナジーは、1996年12月にパナソニックEVエナジー(株)として設立(出資比率はトヨタ40%

トヨタ、デンソーの株式の一部を売却へ

トヨタ自動車株式会社(7203)は、トヨタが保有する株式会社デンソー(6902)の株式の一部を売却することを決定した。売却予定株式数は、124,868,100株(予定)。デンソー株式の保有率(※)は売却前の24.2%から、売却後20.0%を予定している。※直近の発行済株式総数(自己株式除く)(2,995,373,516株)に対するトヨタ自動車の保有株式数の割合トヨタはモビリティ・カンパニーへの変革

この記事に関連するタグ

「第三者割当増資・資本業務提携」に関連するコラム

資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

経営・ビジネス
資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

資金調達とは?資金調達とは、企業経営に必要な資金を様々な方法で調達することを指します。各調達方法の種類、特長を経営者が把握し、いざという時に判断できるようにしておくことは不可欠です。資金調達は運転資金のほか、事業の立ち上げや拡大、投資、リスク管理など、事業の安定と成長を実現するための重要な手段です。資金調達の方法資金調達の手段や条件は、企業の規模や業界によって異なる場合があります。資金調達にはリス

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。同意なき買収(敵対的買収)の事例直近、国内で行われた同意なき買収に

新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

M&A全般
新NISAがM&Aのきっかけ?ドコモのマネックス証券子会社化を解説

業界経験豊富なM&Aのスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動きについて、プレスリリースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回はNTTドコモとマネックスグループ・マネックス証券のニュースを解説します。※本記事はYouTube動画の内容を抜粋・編集してご紹介します。日本M&Aセンターは上場企業、中堅・中小企業のM&A・企業戦略を経験・実績豊富なチームがご支援します。ご相談は無料、秘密厳

インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

広報室だより
インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

焼き菓子や珍味類の製造販売を行う銀の汐や、高級米菓の製造販売を行う三州製菓などをグループに持つミクシオホールディングス株式会社(本社:広島県呉市)が、インドネシアの上場会社で多くのヒット製品を持つ菓子メーカー「TAYSBAKERS」との資本業務提携を締結し、「TAYSBAKERS」の主力商品である“TRICKS”の日本独占輸入販売権を取得しました。2023年10月24日(火)に、両社が日本M&Aセ

第三者割当増資とは?目的やメリットをわかりやすく解説

M&A全般
第三者割当増資とは?目的やメリットをわかりやすく解説

第三者割当増資は、企業が新たな株式を発行し、外部の投資家や他の企業に割り当てる資金調達方法の1つです。本記事では、第三者割当増資の概要、メリットや注意点などについてご紹介します。第三者割当増資とは第三者割当増資は、企業が新たな株式を発行し、外部の投資家や他の企業に割り当てる資金調達方法の1つです。通常、既存の株主に対しては優先的な割当権が与えられますが、第三者割当増資では、新たな投資家や企業にも株

資本提携とは?業務提携との違いやメリット・デメリット、手続きの流れを解説

経営・ビジネス
資本提携とは?業務提携との違いやメリット・デメリット、手続きの流れを解説

企業の競争力を強化するために、一社単独ではなく、複数の企業がそれぞれ持つ経営資源を提供し合い、複合的なシナジー効果を目指す場合があります。このような形態の一つが、資本提携です。本記事では、資本提携とはどのようなもので、業務提携やM&Aとは何が違うのかを明確にしつつ、メリットやデメリット、手続きの流れなどについて解説します。日本M&Aセンターでは、資本提携など、様々な手法のM&A・経営戦略を経験・実

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2019年8月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード