会社売却先シミュレーション

長瀬産業(8012)、Interfacial Consultants LLCを子会社化

更新日:

長瀬産業株式会社(8012)の子会社であるNagase Holdings America Corporation(米国ニューヨーク州)は、Interfacial Consultants LLC(米国ウィスコンシン州、IFC社)を子会社化することを決定した。
取得割合は、75%となる。

長瀬産業の100%子会社であるNagase America LLCとIFC社は、2018年に合弁会社 Infinite Material Solutions LLS(米国ウィスコンシン州)を設立。合弁会社において、IFC社の特許技術による3Dプリンター向け水溶性サポート材「AquaSys™」を開発、商業化している。

IFC社は、樹脂等の分野において革新的な技術プラットフォームを有し、顧客ニーズに合わせた製品・技術の開発ならびに製造プロセス開発を手掛けている。アイデアの製品化から量産可能な製造プロセスの開発までを含め、スピーディに新製品を市場に送り出すことを強みとしている。

本件M&Aにより、同社の技術プラットフォームおよび優れた製品開発能力をNAGASEグループに取り込み、高機能・高付加価値品の開発を通じて特定の分野にとどまらない新事業を創出する。また、グループのネットワークで得られた市場・顧客のニーズと組み合わせることで同社製品の市場拡大を目指す。NAGASEグループはグローバル展開をさらに加速するべく、米州を注力地域として海外における売上の拡大・プレゼンスの向上を図る。

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

総合・その他専門卸業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、総合・その他専門卸業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

長瀬産業に関連するM&Aニュース

長瀬産業、環境負荷の小さな農産物EC販売の坂ノ途中の株式取得

長瀬産業株式会社は、次世代事業開発の基盤づくりを目的に、育成領域における提携として、株式会社坂ノ途中(京都府京都市)の株式を取得した。長瀬産業は、グループのバイオ関連事業の中核製造会社・ナガセヴィータ(岡山県岡山市)を中心に、主に産業用酵素の研究、開発、製造、販売を行っている。坂ノ途中は、環境負荷の小さい農業に取り組む生産者が栽培した農産物を販売するほか、スペシャルティコーヒー豆の栽培や販路構築の

長瀬産業、旭化成ファーマから診断薬事業・大仁医薬工場などを買収

長瀬産業株式会社(8012)は、旭化成ファーマ株式会社(東京都千代田区)との間で、旭化成ファーマの診断薬事業の買収等を内容とした最終契約(以下:本件買収)を2024年9月24日付で締結した。長瀬産業は、グループのバイオ関連事業の中核製造会社・ナガセヴィータ(岡山県岡山市)を中心に、主に産業用酵素の研究、開発、製造、販売を行っている。旭化成ファーマは、医療用医薬品、診断薬用酵素、診断薬の製造・販売を

長瀬産業、モルゲンロットと資本業務提携

長瀬産業株式会社(8012)は、モルゲンロット株式会社(東京都千代田区)と資本業務提携を締結した。長瀬産業は、商社、製造、研究開発の各機能を軸に事業を展開している。モルゲンロットは、HPC向け計算リソースの可視化・管理・最適化の開発コンサルティング・販売、HPC向け計算リソースの可視化・管理・最適化の開発コンサルティング・販売を行っている。目的長瀬産業は、既存事業とは異なる視点での事業創出を目的と

長瀬産業、A1Aと資本業務提携

長瀬産業株式会社(8012)は、A1A株式会社(東京千代田区)と資本業務提携を締結した。長瀬産業は、化学品、合成樹脂、電子材料、化粧品、健康食品等の輸出・輸入及び国内販売を行っている。A1Aは、グローバル製造業企業の調達機能の高度化製品の開発・販売、及びコンサルティングを行っている。背景・目的長瀬産業は、既存事業とは異なる視点での事業創出を目的としたスタートアップ企業への投資活動の高度化を目的に、

ナガセケムテックスが、ナガセヴィータの機能性色素事業および福井山田化学工業を統合へ

長瀬産業株式会社(8012)は、子会社であるナガセケムテックス株式会社(大阪府大阪市)による、ナガセヴィータ株式会社(岡山県岡山市)の機能性色素事業と、福井山田化学工業株式会社(福井県坂井市)の段階的統合を決定した。長瀬産業は、化学品、合成樹脂、電子材料、化粧品、健康食品等の輸出・輸入及び国内販売を行っている。ナガセケムテックスは、エポキシ樹脂変性品等の高機能樹脂、フォトリソグラフィ用材料、エピク

この記事に関連するタグ

「子会社・株式譲渡・買収」に関連するコラム

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が自社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

M&A全般
買収されるとどうなる?会社の存続や社員にもたらす変化とは

買収されるとどうなる?生じる変化とは会社が買収されると、会社の存続のほか、社員や取引先への影響が懸念されますが、中小企業のM&Aでは株式譲渡のスキームで、会社の法人格がそのまま存続するケースが一般的です。譲受け企業(買い手)の方針にもよりますが、会社の法人格だけでなく、事業用の機械設備、取引先、顧客、従業員などもそのまま引き継がれるケースが多く見られます。友好的買収がほとんどを占める中小企業のM&

M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&A全般
M&Aが失敗する要因とは?対処法や事例も紹介

M&Aは譲渡企業(売り手)、譲受け企業(買い手)の双方が目的実現のために、M&Aを実行します。しかし、残念ながら中にはM&Aが失敗、交渉途中に破談に終わるケースもあります。本記事では、M&Aが失敗に至ってしまう原因や、対応策についてご紹介します。この記事のポイントM&Aが失敗する主な原因には、想定したシナジー効果が得られないこと、のれんの減損損失、想定外のリスクの発覚、従業員の離職がある。M&A交

[スタートアップのM&A事例]バーチャルレストランはなぜ譲渡を決断したのか?

M&A全般
[スタートアップのM&A事例]バーチャルレストランはなぜ譲渡を決断したのか?

2022年9月、フードデリバリーブランドのフランチャイズ事業を展開する株式会社バーチャルレストランは、株式会社USEN-NEXTHOLDINGSに株式譲渡を行いました。株式会社バーチャルレストラン代表取締役社長牧本天増様と株式会社バーチャルレストラン取締役小松原史弥様を迎えて、M&A実施の背景、今後の展望について、担当コンサルタントの渡邉がお話を伺いました。学生時代に起業、バーチャルレストランが出

M&Aの進め方とは?検討からクロージングまで、流れやポイントを解説

M&A実務
M&Aの進め方とは?検討からクロージングまで、流れやポイントを解説

M&Aの進め方M&Aは、検討を始めてから実行までの間にやるべきことが多く、その全容を正しく理解することは簡単ではありません。本記事では、M&A仲介会社の支援を受けた場合のM&Aの進め方について、「1.初期検討・相談」「2.マッチング・候補企業の検討」「3.面談・基本合意」「4.最終条件調整・成約」の主なフェーズごとに、押さえておきたいポイントを含めてご紹介します。この記事のポイントM&Aは、売り手

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

「子会社・株式譲渡・買収」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。この記事のポイント買い手がM&Aを進める際、最初にノンネームシートや企業概要書を通じて対象企業を検討し、提携仲介契約を結んだ後に質疑応答を行う。M&Aの目的を明確にし、買収先にすべての問題解決を求め

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。この記事のポイント買収先の探し方には「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つがあり、譲渡案件型ではノンネームシートや企業概要書を通じて情報を開示し、秘密保持契約を締結する

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。この記事のポイント買い手がM&Aを行う目的には、市場シェアの拡大、事業領域の拡大、事業の多角化、人材獲得・技術力向上、効率性の向上がある。買収により、企業は迅速に成長を加速し、顧客ベースや販売チャネルを拡大することができる。M&Aにはコストや中長期的な取り組みが必要で、成約後の経営統合計

譲渡・売却先の探し方、選び方のポイント

譲渡・売却先の探し方、選び方のポイント

会社の譲渡・売却を通じてどういう会社になりたいか、そのためにどんな相手に会社を売却したいか、イメージし明確化することは非常に大切です。本記事では、売却する相手を探す時、そして具体的に検討する時のポイントについてご紹介します。この記事のポイントM&Aの譲渡先を探す際は、同業種か異業種か、近隣か遠隔地かを考慮し、シナジー効果を見込むことが重要である。譲渡先が事業会社、ファンド、または個人かによっても戦

M&Aの企業価値評価(バリュエーション)とは?算定方法、ポイントを解説

M&Aの企業価値評価(バリュエーション)とは?算定方法、ポイントを解説

M&Aの企業価値評価(バリュエーション)とは?M&Aにおける「企業価値評価」とは、文字通り企業全体の価値を評価することを意味します。「企業全体の価値」とは、企業が保有する資産の価値だけでなく、企業が今後創出すると見込まれる収益力、及びその源泉となる無形資産をも含めた価値を指します。これらは以下のように言い換えることができます。企業価値=「事業価値(事業が生み出す経済的価値)」+「非事業用資産(余剰

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2020年2月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829

月別M&Aニュース

注目ニュースワード