オリンパス、呼吸器インターベンション分野のアメリカ高成長企業VMT社を買収、完全子会社化へ
オリンパス株式会社(7733)は、Veran Medical Technologies, Inc.(アメリカ・ミズーリ州、VMT)の発行済全株式を、Olympus Corporation of the Americas(アメリカ・、OCA)を通じて取得し、完全子会社化することについてVMTと合意した。完全子会社化については、OCAが米国に新たに設立した特定目的会社(本SPCとVMTとの間の合併契約に基づき実行する。
なお、合併契約に係る合併およびそれに伴うOCAによるVMTの株式取得に関しては、アメリカその他の法域の競争法に基づく関係当局の承認の取得等を条件として実施する。
取得価額は、約312億円。
オリンパスは、オリンパスの最大の事業領域を医療事業とし、内視鏡事業と治療機器事業から構成されている。特に内視鏡事業が最も大きな部分を占めて事業を展開している。
VMTは、呼吸器科関連医療機器の製造・販売を行っている。
本件M&Aにより、オリンパスは、VMTの電磁ナビゲーションシステムと、気管支鏡システムを組み合わせることで、肺結節の確定診断に向けて、幅広いソリューションの提供を図る。今後、呼吸器科事業における製品ポートフォリオの拡充を図り、呼吸器科分野のさらなる事業拡大を目指す。
・今後のスケジュール
合併契約に係る株式取得日 2020年12月31日