日本電産、三菱重工業から三菱重工工作機械の株式取得、工作機械事業も譲受へ
日本電産株式会社(6594)は、三菱重工業株式会社(7011、三菱重工)から、三菱重工工作機械株式会社(滋賀県栗東市、三菱重工工機)の株式の取得及び工作機械事業を専業とする海外子会社3社の三菱重工グループが保有する株式の全持分譲受、並びに海外子会社9社が営む工作機械事業の事業譲受等を行うことを決定し、三菱重工と本株式取得等に係る譲渡契約を締結をした。
日本電産は、精密小型モータ、車載及び家電・商業・産業用モータ、機器装置、電子・光学部品、その他の開発・製造・販売を行っている。日本電産グループにおいては、精密小型から超大型までの幅広いラインナップを誇るモータ事業を中心に、「回るもの、動くもの」に特化したモータの応用製品・ソリューションを展開している。
三菱重工および三菱重工グループは、民間航空、輸送、発電所、ガスタービン、機械、インフラから防衛・宇宙システムにいたる幅広い産業で、最先端の技術や高いインテグレーション能力により、様々な高い技術力で統合したソリューションを提供している。
三菱重工工機は、工作機械、切削工具およびその関連製品に関する設計・製造・販売並びにコンサルティング業務、製品に関わる製品の据付、技術指導、アフターサービスを行っている。
本件により、日本電産は、三菱重工工機を軸として工作機械事業の更なる拡大を図る。今後、日本電産グループと三菱重工工械のそれぞれが持つ技術力、ブランド力、顧客基盤を相互に利用してグローバルベースでの工作機械市場の発展に期待する。
・今後のスケジュール
本取引実行日 2021年5月頃