会社売却先シミュレーション

堺化学工業、堺商事へTOB、非公開化へ

更新日:

堺化学工業株式会社(4078)は、堺商事株式会社(9967)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

買付等の価格は、普通株式1株につき4,700円。買付代金は、3,068,019,000円(買付予定数652,770株に、1株当たりの買付価格を乗じた金額)。買付予定数の下限は、48,500株。

堺化学工業は、酸化チタン製品や樹脂添加剤などの化学工業製品および感冒薬などの医薬品の製造を行っている。

堺商事は、化学工業薬品および関連商品の輸出・輸入、国内販売および製造(化成品・衛生材料・合成樹脂・電子材料・鉱産品・産業資材ほか)を行っている。

本取引を通じて堺商事を非公開化・完全子会社化し、より一層連携を深めることにより、以下のようなシナジーの実現を目指す。

①アジアを中心とした海外販売網のネットワーク強化
②成長事業である電子材料の原料調達から販売サービスまでのサプライチェーンのさらなる強化

・今後の予定
公開買付開始公告日    2023年5月15日
届出当初の買付け等の期間 2023年5月15日~2022年7月12日まで(43営業日)
決済の開始日       2023年7月20日

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

総合・その他専門卸業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、総合・その他専門卸業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

堺化学工業・堺商事に関連するM&Aニュース

堺化学工業、SC有機化学を吸収合併

堺化学工業株式会社(4078)は、2024年4月1日を合併効力発生日として、完全子会社であるSC有機化学株式会社(大阪府堺市、以下「SC有機化学」)を吸収合併することを決議した。堺化学工業を存続会社とする吸収合併方式で、SC有機化学は解散する。堺化学工業は、酸化チタン、樹脂添加剤、バリウム製品、触媒製品、電子材料、亜鉛製品、機能材料及びその他の化学品の製造販売を行う。SC有機化学は、有機イオウ化合

堺化学工業、「簸性硫酸バリウム」事業を子会社の大崎工業に承継へ

堺化学工業株式会社(4078)は、会社分割(吸収分割)により「簸性硫酸バリウム」事業を、連結子会社である大崎工業株式会社(大阪府堺市)に承継させることを決定した。堺化学工業を分割会社とし、大崎工業を承継会社とする吸収分割方式。堺化学工業は、酸化チタン製品や樹脂添加剤などの化学工業製品および感冒薬などの医薬品の製造を行っている。大崎工業は、無機・有機化学製品の製造販売ならびに各種受託生産、交通安全資

堺化学工業、連結子会社間で有機リン化合物販売事業の一部を承継へ

堺化学工業株式会社(4078)は、連結子会社であるSC有機化学株式会社(大阪府堺市)の有機リン化合物販売事業の一部を、同じく連結子会社である大崎工業株式会社(大阪府堺市)に承継させることを決定した。SC有機化学を吸収分割会社とし、大崎工業を吸収分割承継会社とする吸収分割方式で行われる。堺化学工業は、酸化チタン製品や樹脂添加剤などの化学工業製品および感冒薬などの医薬品の製造を行っている。SC有機化学

エア・ウォーター(4088)、堺化学工業(4078)子会社り注射針輸出の松岡メディテックの株式を譲受け

エア・ウォーター(4088)は、医療機器・器具卸で主に医療用注射針の輸出を手掛ける松岡メディテック株式会社(東京都文京区)の株式の一部を、堺化学工業(4078)傘下のカイゲンファーマ株式会社から譲り受けた。出資比率はエア・ウォーター66.7%、カイゲンファーマ33.3%となる。エア・ウォーターは、2007年に注射針の研磨専業会社の斎藤医科工業株式会社を子会社化して注射針事業に参入し、2016年には

この記事に関連するタグ

「TOB・株式譲渡・子会社・シナジー」に関連するコラム

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A全般
M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

日本M&Aセンターの中でも業界経験が豊富な2人が、世の中の企業のM&Aニュースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は「2024年のM&Aニュースの振り返りと2025年のM&A動向の予測」をテーマに解説します。※本記事はYouTube動画の内容を編集してご紹介します。解説動画のポイント2024年のM&A市場は大きく変化し、特にTOBやMBO案件が目立つ年であった。特に「同意なき買収提案

会社売却で知っておくべきポイントとは

事業承継
会社売却で知っておくべきポイントとは

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社売却の動向、会社売却のメリットなどを整理したうえで、売却時の注意点や全体の流れについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社売却が成長加速の選択肢として注目されている。会社売却の主なメリットは存続、経営者の負担

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

「TOB・株式譲渡・子会社・シナジー」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年5月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード