株価算定シミュレーション

伊藤忠商事、100%出資の合同会社がTOBにより大建工業を非公開化へ

更新日:

伊藤忠商事株式会社(8001)は、100%出資する合同会社であるBPインベストメント合同会社(東京都港区)が、大建工業株式会社(7905)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

本件は、大建工業の株主を伊藤忠商事らのみとして非公開化することを目的としている。

買付け等の価格は、普通株式1株につき3,000円。買付代金は、49,789,764千円(買付予定数16,596,588株に、1株当たりの買付価格を乗じた金額)。 買付予定数は、16,596,588株。買付予定数の下限は、8,298,295株。

伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維や機械、金属などの国内取引や輸出入ならびに三国間取引を行っている。

BPインベストメントは、会社の株式または持分の所有により、当該会社の事業活動を支配、管理等を行う。

大建工業は、木質内装建材、住宅機器、インシュレーションボード、ダイロートン、ダイライト、畳おもて、MDF、単板、構造用LVL等の製造販売事業等を行う。

伊藤忠商事は、以下のとおり、本件M&Aおよびその後の施策を通し、大建工業に関しても伊藤忠商事グループとの間でシナジーの創出が見込め、大建工業の企業価値向上に資すると判断した。

(ア)非住宅分野における事業展開の加速 (イ)国内住宅事業における収益力強化 (ウ)北米を中心とした海外市場における事業強化と拡大の加速 (エ)人財基盤のさらなる強化 (オ)事業基盤、財務基盤およびガバナンスのさらなる強化

・今後の予定 公開買付開始公告日    2023年8月14日 公開買付届出書提出日   2023年8月14日 届出当初の買付け等の期間 2023年8月14日~2023年10月10日まで(40営業日) 決済の開始日       2023年10月17日

総合・その他専門卸業界のM&A・事業承継の動向はこちら

木材・木製品・家具装備品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、木材・木製品・家具装備品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

伊藤忠商事・大建工業に関連するM&Aニュース

伊藤忠商事、向井工業より日本杉製材の製造・輸出事業を譲受け

伊藤忠商事株式会社(8001)は、向井工業株式会社(愛媛県大洲市)と株式会社FORJ(愛媛県大洲市)を設立した。向井工業より、日本杉製材の製造・輸出事業、及び関連資産を取得し、北米向け日本杉製材事業を強化する。向井工業は、製材事業を展開してきた。伊藤忠商事は、これまで向井工業より、国産木材を原料に生産した製材製品を購入し、北米市場向けに子会社であるALTAForestProductsLLC及びMa

伊藤忠丸紅鉄鋼、厚板加工・販売の英国Angus社を買収

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社(東京都中央区)は、欧州現地法人の100%子会社であるBarclay&MathiesonLimited(スコットランド、以下:B&M社)を通じて、AngusF.GunnLimited(英国、以下:Angus社)の全株式を2024年10月末に取得したことを発表した。伊藤忠丸紅鉄鋼は、鉄鋼製品等の輸出入および販売、加工、サプライチェーンマネジメント、鉄鋼関連業界への投資を行ってい

伊藤忠商事、医療プラットフォーム事業のMRTと資本業務提携

伊藤忠商事株式会社(8001)は、MRT株式会社(6034)と資本・業務提携契約を締結した。伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などを行っている。MRTは、医療情報のプラットフォームの提供を行っている。背景・目的伊藤忠商事は、医師向け動画コンテンツを制作する等、製薬企業

伊藤忠商事、デサントへのTOBが成立

伊藤忠商事株式会社(8001)及び同社の完全子会社であるBSインベストメント株式会社(東京都港区)による、株式会社デサント(8114)の公開買付け(TOB)が2024年10月29日をもって終了した。応募株券等の総数(31,341,290株)が買付予定数の下限(16,793,700株)以上となったため成立している。また、デサントは現在、東京証券取引所プライム市場に上場しているが、所定の手続を経て、上

エスアールエル、子会社のエスアールエル・メディサーチの事業をエイツーヘルスケアに譲渡

株式会社エスアールエル(東京都港区)の連結子会社である株式会社エスアールエル・メディサーチ(東京都新宿区)は、同社の事業について、伊藤忠商事株式会社(8001)の連結子会社であるエイツーヘルスケア株式会社(東京都文京区)に譲渡することを決定した。本事業譲渡は、2024年11月1日に完了する見込み。エスアールエル・メディサーチは、エスアールエルの分析ラボと連携した総合的なCRO(ContractRe

この記事に関連するタグ

「TOB・株式譲渡」に関連するコラム

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

M&A全般
【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

会社売却とは、会社の経営権や事業を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、後継者問題の解決や企業の成長促進を主な目的として、中小企業の会社売却が増加傾向にあります。現在様々な問題に直面している経営者はもちろん、そうでない方も、会社売却の手続きや税制、メリットなどについて知っておくことで、より柔軟な経営判断ができるようになります。本記事では、企業売却の流れや税金に関する基礎知識のほ

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A全般
M&Aのプロが振り返る2024年のM&Aニュース&2025年予測

M&A業界の経験豊富な2人が、世の中の企業のM&Aニュースを紐解き解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は「2024年のM&Aニュースの振り返りと2025年のM&A動向の予測」をテーマに解説します。※本記事はYouTube動画の内容を編集してご紹介します。解説のポイント2024年のM&A市場は大きく変化し、特にTOBやMBO案件が目立つ年であった。特に「同意なき買収提案」が多く見られた。第一生

会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業承継
会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社を売る際に知っておきたいポイントについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社の譲渡が成長加速の選択肢として注目されている。会社を売る主なメリットは存続、経営者の負担軽減、廃業コスト削減が挙げられる。一方で条件

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

「TOB・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年8月
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード