日本ペイントホールディングス、インドの塗料メーカー2社の株式取得へ
日本ペイントホールディングス株式会社(4612)は、Nippon Paint(India)Private Limited(インド カーンチープラム、以下NPI)およびBerger Nippon Paint Automotive Coatings Private Limited(インド ニューデリー、以下BNPA)の株式を取得することを決定した。
NPIの株式は日本ペイントホールディングスが、BNPAの株式は日本ペイントホールディングス子会社である日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社(大阪府枚方市、以下NPAC)が取得する。
異動後の議決権所有割合は、NPIが100%、BNPAが51%となる。
取得価格は、NPIがINR6,967百万(12,178百万円)、BNPAがINR1,313百万(2,294百万円)。
日本ペイントホールディングスは、建築内装、自動車塗装、工業用塗料事業などを行うグループの持株会社。
NPIは、塗料の購入、製造、販売、および関連サービスの提供を行っている。
BNPAは、自動車用塗料の製造・販売を行う。
本件M&Aは、Wuthelamグループ(親会社であるWuthelam Holdings Limited、その親会社ならびにWuthelamの子会社等の総称)に属するIsaac Newton Corporation(以下、INC)に株式を譲渡した際のMaster Agreementに基づき、対象会社を買い戻す権利(コールオプション)を行使したもの。
日本ペイントホールディングスは、中長期的な企業価値向上にはインドおよび欧州事業の抜本的な再建が必要と判断し、インドのNPI、BNPA、欧州のNippon Paint Automotive Europe GmbH(以下NPAE)の3社株式をINCに譲渡し、リスク軽減を図っていた。
NPIとBNPAの2社については、今後大規模な費用投入なしでの持続的な成長が可能と判断し、株主価値最大化(MSV)の観点から現時点で買い戻す権利(コールオプション)を行使することを決めた。
・今後の予定
本株式譲渡の実行日 2024年上期中(インド当局からの承認取得後に予定)