エア・ウォーター、丸進青果の株式を譲受へ
エア・ウォーター株式会社(4088)は、丸進青果株式会社(福岡県福岡市)の株式を譲り受け、同社がグループ入りすると発表した。
丸進青果はエア・ウォーターの持分法適用会社(エア・ウォーターグループの出資比率20%)だったが、株式追加取得により連結子会社化(出資比率51%)する。
エア・ウォーターは、産業ガス、ケミカル、医療、 エネルギー、農業・食品関連等の製品の開発、製造および販売を行っている。
丸進青果は、青果物卸売業を行っている。
エア・ウォーターは、丸進青果のグループ入りにより、北海道と九州それぞれの青果物供給における端境期を補完することで通年での安定供給の実現を図る。
また、九州を主産地とする白菜などの葉物野菜やトマトなどの果菜の取り扱い強化により、幅広い品目の青果物の供給が可能となる。青果物の加工においては、丸進青果の関連会社である株式会社ブイエム(福岡県筑前町)とエア・ウォーターグループで九州産青果物の卸売、加工を手掛けるトミイチ九州株式会社(鹿児島県鹿屋市)が連携し、加工機能を強化する。
さらに、グループが熊本県玉名市に建設中の「熊本低温物流センター」(2024年2月稼働開始予定)とも連携を図り、本州の大消費地向け輸送で課題となる「物流2024年問題」に備え、原料保管機能や効率的な幹線物流の構築を進める。
・今後の予定
譲受日 2023年10月27日