ミネベアミツミ、日立パワーデバイスを買収へ
ミネベアミツミ株式会社(6479)は、株式会社日立製作所(6501)から株式会社日立パワーデバイス(茨城県日立市)の全株式を取得し子会社化すること、および日立製作所グループのパワーデバイス事業に関する海外販売事業を譲り受けることを決定し、日立製作所と株式譲渡契約を締結した。
ミネベアミツミは、ベアリングなどの機械加工品事業、電子デバイス、半導体、小型モーターなどの電子機器事業、自動車部品・産業機械・住宅機器事業を行っている。
日立パワーデバイスは、日立製作所の完全子会社で、電力の変換や制御を担うパワー半導体を製造する半導体メーカー。
ミネベアミツミは、IGBTをはじめとするパワー半導体領域においても、更なる事業拡大と事業価値の向上を目指していた。
本株式取得および本事業譲受により、従来のチップ製造に加え、パッケージおよびモジュールの後工程技術および生産能力を取得でき、「パワー半導体を開発から一貫生産できる垂直統合型のビジネス展開」の実現を目指す。
さらに、統合による技術陣容の強化に加え、パワーデバイス事業と既存ミネベアミツミ内事業のシナジー効果を発現させ、パワー半導体市場をリードできる競争力のある企業への躍進を図る。