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大伸社、デザインリサーチ事業の子会社mctの株式5%をNTTデータに譲渡

更新日:

株式会社大伸社(9169)は、2024 年3月 8 日開催の取締役会において、同社の完全子会社である株式会社mct(東京都渋谷区)と株式会社 NTT データ(東京都江東区)との間で、業務提携契約の締結及び mct の株式の一部(5%)を、NTT データに譲渡することを決議した。

mctは、Design Research 事業を行う。

NTT データは、総合 IT ソリューション(コンサルティング/SI・ソフトウェア開発/メンテナンスサポート/IT インフラ・通信端末機器販売等)を行う。

本業務提携及び株式の一部譲渡の目的

mct は、2014 年 11 月の設立から、デザインリサーチ事業に注力し、4 つの領域である①定性リサーチによるユーザーインサイトの提供、②デザイン思考の手法・プロセスを使った製品・サービス・事業開発支援及び既存事業の顧客体験改善・変革支援、③デザイン思考を使った顧客中心の事業プロセスへの変革支援、
④デザイン思考を使った組織開発支援及び研修・コーチの提供を中心とした事業活動により、顧客のもつ課題解決のための支援を行ってきた。

また、製薬業界及び IT 業界へのサービス提供比率を高め、デザイン思考の導入を支援する新しいサービスメニューの開発などを進め、顧客の経営成績と企業価値を共に向上させることに努めている。

一方、NTT データは、世界50か国以上で IT に関するあらゆるサービスや最先端テクノロジーを組み合わせ、お客様にとって最適なサービス・ソリューションをグローバルに提供している。また、NTT データは、顧客のあるべき体験のデザイン、顧客タッチポイントの設計に加えて、それを実現する AI・データドリブンオペレーションおよびデータ活用基盤を総合的に提供する「デジタルサクセス」CX イノベーションを提供、展開する。

本サービスは、顧客や従業員の体験をデザインし、テクノロジーを活用して迅速に実装・実現するとともに、体験データを起点に改善し、成果に繋げていくことができることが強みとなっており。特に、デザイン手法を活用して徹底的にユーザー視点で顧客のあるべき体験をデザインするデザインコンサルティングが、本サービスの重要な要素となっている。デザインコンサルティングについては、2020 年に立ち上げたデザイナー集団の「Tangity」が、多くのお客様によりよい顧客体験価値を高めるサービスを提供し、お客様の CX 変革、EX 変革に貢献してきた。

mct と NTT データは従来継続した取引を実施しており、今般、mct はNTTデータとの業務提携契約の締結及び当社が保有する mct 株式の 5%を譲渡することにより、両社のより強固な関係強化を目指す。

本事業提携の内容

本業務提携においては、両者が有する技術やノウハウ、ネットワーク等の強みを相互補完的かつ有機的に活かしつつ、強固な協業関係を構築し、安定受給を可能とするとともに NTT データのブランドを通じてデザインリサーチ事業の拡大を図ることを目的として取り組むものである。

【今後の予定】
本業務提携契約締結日 2024 年 3 月 12 日
株式譲渡実行日    2024 年3月 12 日

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