会社売却先シミュレーション

ティーガイア、米国子会社Relay2,Inc.をRelay2 Investment LLCに譲渡

更新日:

株式会社ティーガイア(3738)は、2024年5月1日付で、ティーガイアの特定子会社Relay2,Inc.(米国カリフォルニア州、以下「Relay2」)の発行済み株式のうち、ティーガイアが保有する全ての株式をRelay2 Investment LLC(米国テキサス州)に譲渡することを決定した。なお、本株式譲渡に伴いRelay2はティーガイアの特定子会社から外れる。

ティーガイアは、携帯電話等の販売および代理店業務、ソリューション・ブロードバンド等通信サービスの販売取次業務、決済サービスその他新規事業、海外事業を行う。

Relay2は、エッジコンピューティング機能を搭載したクラウド Wi-Fi ソリューションの開発及び販売を行う。

Relay2 Investment LLCは、投資会社である。

株式譲渡の理由

ティーガイアは、ソリューション事業におけるエッジコンピューティング等を活用した事業領域の拡大を目的として、2019年11月にRelay2と資本業務提携、2022年4月に連結子会社化した。Relay2の主力分野であるエッジコンピューティング事業において、当初想定した事業計画を下回って推移していたことから、将来の回収可能性等を検討した結果、当第3四半期においてのれん等を減損損失として計上した。

今後の事業継続等について、Relay2および主要な株主等とも協議を重ねた結果、この度Relay2の主要株主であるRelay2 Investment LLCに株式を売却し、ティーガイアはRelay2事業から撤退することとした。

なお、ティーガイアは引き続き法人向けビジネスにおける商材・サービスの拡充を図っていく方針である。

取得株式数、取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1)異動前の所有株式数:3,176,473株(議決権の数:3,176,473個)(議決権所有割合:51.32%)
(2)取得株式数:譲渡分:3,176,473株(議決権の数:3,176,473個)
(3)譲渡価額:当事者間の契約により非開示とする。
(4)異動後の所有株式数:0株(議決権所有割合:0.0%)

日程

(1)意思決定日:2024年5月1日
(2)契約締結日:2024年5月1日
(3)特定子会社の異動日・株式譲渡実行日:2024年5月2日

機械器具小売業界のM&A・事業承継の動向はこちら

ティーガイアに関連するM&Aニュース

米ベインキャピタル、ティーガイアへのTOBが成立

米投資ファンドのベインキャピタルによる株式会社BCJ-82-1を通じた、株式会社ティーガイア(3738)への公開買付け(TOB)が2024年11月20日をもって終了した。応募株券等の総数(11,718,929株)が買付予定数の下限(7,076,300株)以上となったため成立している。また、ティーガイアは現在、東京証券取引所プライム市場に上場しているが、所定の手続を経て、上場廃止となる見込み。本公開

米ベインキャピタル、ティーガイアに対しTOBを実施へ

米投資ファンドのベインキャピタル(BainCapitalPrivateEquity,LP)は、傘下の株式会社BCJ-82-1を通じ、株式会社ティーガイア(3738)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。TOB完了後、ティーガイアは上場廃止となる見通し。ティーガイアは、個人や法人向けの通信サービスの契約取次および携帯電話などの販売を手掛けている。めまぐるしく変化する事業環境に

ティーガイア、fermataとの間で資本提携実施

株式会社ティーガイア(3738)は、fermata株式会社(東京都港区)と、フェムテック※事業への本格参入を目的とし、資本提携した。ティーガイアは、携帯電話等の販売および代理店業務、ソリューション・ブロードバンド等通信サービスの販売取次業務を行っている。女性の悩み解決につながる事業開発を目指し、昨年9月にfermata監修のもとPOPUPSTORE出店等取り組みを開始した。fermataは、「女性

ティーガイア、完全子会社キャリアデザイン・アカデミーを吸収合併へ

株式会社ティーガイア(3738)は、完全子会社である株式会社キャリアデザイン・アカデミー(東京都渋谷区、以下CDA)を吸収合併することを決定した。ティーガイアを存続会社とする吸収合併方式で、CDAは解散する。ティーガイアは、携帯電話等の販売および代理店業務、ソリューション・ブロードバンド等通信サービスの販売取次業務を行っている。CDAは、各種研修プログラムの企画・実施およびコンサルティング、教育コ

ティーガイア、通信販売事業を行うCCCフロンティアの株式取得、子会社化へ

株式会社ティーガイア(3738)は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(大阪府枚方市)の完全子会社であるCCCフロンティア株式会社(東京都渋谷区)の発行済み全株式を取得し、完全子会社化することを決定した。ティーガイアは、携帯電話等の販売および代理店業務、ソリューション、ブロードバンドなどの通信を行っている。オリジナルスマートフォンアクセサリーブランド「BellezzaCalma」を展開して

この記事に関連するタグ

「株式譲渡・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

「株式譲渡・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年5月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード