南海電鉄、2026年4月をめどに鉄道事業を分社化へ
南海電気鉄道株式会社(9044)は、2026年4月をめどに鉄道事業を分社化することを発表した。
南海電気鉄道を分割会社とする会社分割により、鉄道事業を、南海電気鉄道が100%出資をして設立する新会社に承継させる吸収分割方式を想定している。
会社分割による鉄道事業の分社化は、2025年6月に開催予定の定時株主総会決議による承認、必要に応じ所管官公庁の許認可が得られることを条件として実施する予定である。詳細事項は、決定次第改めて発表する。
南海電気鉄道は、鉄道事業、開発関連及び付帯事業、開発事業、流通事業、土地建物賃貸事業を行っている。
背景・目的
南海電気鉄道は分社化によって、鉄道事業、不動産事業、それぞれの事業特性に応じた実行体制を持つ強靭な組織に改革していく。
具体的には、鉄道事業は経営の機動性強化と意思決定のスピード向上を図り、働き方改革やテクノロジーの活用などの運営の改革と、サステナブル投資の着実な実行によって、持続的な成長の実現に取り組む。
また、不動産事業の業容拡大・競争力強化と第3の事業の柱の創造に注力する。
日程
分割契約書の取締役会決議:2025年3月(予定)
分割契約書の株主総会承認:2025年6月(予定)
分割効力発生日 :2026年4月(予定)
※ 泉北高速鉄道株式会社の吸収合併予定日(効力発生日):2025年4月1日(予定)
(参考)分社化後の体制(2026年4月予定)
引用元:南海電気鉄道株式会社「会社分割による鉄道事業の分社化に関するお知らせ」