西武HD、不動産事業の組織再編進捗などを発表
株式会社西武ホールディングス（9024）は、連結子会社である株式会社西武リアルティソリューションズ（東京都豊島区）の商号変更ならびに「株式会社西武不動産プロパティマネジメント」（東京都豊島区）を設立すること、および不動産事業組織再編の進捗について発表した。
背景・目的
西武ホールディングスは、西武グループの強みを活かした『不動産事業を核とした成長戦略』を掲げている。
核となる不動産事業においては、「保有型モデル 保有前提で賃料収益を獲得するモデル 」と 「キャピタルリサイクルモデル（不動産流動化とその資金を活用した再投資を持続的に実施し成長するモデル）」の両輪で利益成長を目指す方向に転換した。
キャピタルリサイクルモデルの実現に向けた体制整備として、不動産事業における各機能の専門性強化を図り、総合不動産会社への発展を目指す。
不動産事業組織再編の内容
不動産事業における機能・役割を明確化、不動産に関わるノウハウ（デベロッパーAM/PM/BM/CM※1）を向上させるため、不動産事業4社体制を構築する。
それぞれの専門性を向上し競争力強化を図り、成長戦略の実現を目指す。
①新会社として、アセットマネジメント機能を有する「株式会社西武不動産投資顧問」を設立（2024年10月1日設立）
②不動産運営会社「株式会社西武不動産プロパティマネジメント」を設立する（2024年11月15日付予定）
③現：西武リアルティソリューションズのPM/CM機能を吸収合併により、西武不動産プロパティマネジメントへ移管する。（2025年4月1日予定）
④現：西武リアルティソリューションズの商号を「株式会社西武不動産」に変更する（2025年4月1日予定）
⑤株式会社西武SCCATの商号を「株式会社西武不動産ビルマネジメント」に変更する（2025年4月1日予定）
2025年4月1日以降の不動産事業における4社の商号と機能・役割
| 商号 | 機能・役割 | |
|---|---|---|
| 【商号変更】 （2025年4月1日予定） |
株式会社西武不動産 (現：株式会社西武リアルティソリューションズ） |
（デベロッパー） 保有不動産の経営を担い、潜在的な不動産バリューを開発・流動化により顕在化させる。 |
| 【新設】 （2024年10月1日設立） |
株式会社西武不動産投資顧問 | （アセットマネジメント会社） 当社グループをスポンサーとするパイプライン等の活用を通じて、不動産価値を最大化し、投資家利益の安定的確保を実現する。 |
| 【新設】 （2024年11月15日予定） |
株式会社西武不動産プロパティマネジメント | （不動産運営会社） PM/CMを融合させた質の高いサービスをワンストップで提供する。 |
| 【商号変更】 （2025年4月1日予定） |
株式会社西武不動産ビルマネジメント （現：株式会社西武SCCAT） |
（総合ビルマネジメント会社） 施設設備管理と警備・清掃業務を通じた安全・安心・快適な施設環境を提供する。 |
（※1）AM：アセットマネジメント、PM：プロパティマネジメント、BM：ビルマネジメント、CM：コンストラクションマネジメント
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