住友不動産、新築そっくりさん事業・注文住宅事業を新設子会社に承継
住友不動産株式会社(8830)は、住友不動産の完成工事事業の両輪である新築そっくりさん事業及び注文住宅事業を、新たに設立した完全子会社(現商号「SRDハウジング株式会社」、効力発生日までに「住友不動産ハウジング株式会社」に商号変更予定、以下:承継会社)へ会社分割(吸収分割)により承継し、分社化することを決定した。
住友不動産を分割会社とし、住友不動産ハウジング(現:SRDハウジング)を承継会社とする簡易吸収分割方式。
住友不動産は、不動産賃貸事業、不動産販売事業、完成工事事業を行っている。
住友不動産ハウジング(現:SRDハウジング)は、完成工事事業を行っている。
背景・目的
住友不動産の完成工事事業は、住宅リフォームのトップブランド「新築そっくりさん」事業と、高品質・高性能の商品力を武器に着実にシェア・利益を増やしてきた注文住宅事業を両輪に、2025年3月期は、部門最高益を更新する見通しである。
近年日本の住宅は、耐震性能や断熱性能などの品質が向上し、耐用年数が長期化した結果、適切なリフォームをすることで長く使い続けることができるようになった。消費者もこれを受け入れ始めたことが、中古住宅流通戸数の増加傾向からみても、明らかになっており、また、地球環境負荷の軽減という観点からも、社会全体としてこの流れを推し進めるべき時代となった。
この将来有望な既存住宅というマーケットに対し、今般、新体制を構築して、完成工事事業部門の強化を図り、住宅ストックに対するビジネスの飛躍的な成長を目指す。
これまで、新築そっくりさん事業および注文住宅事業は、住友不動産の一部門として各々事業を行ってきたが、両事業を新会社に移管・統合し、①事業統合深化により、早期の売上5割増、3,000億円達成を目指す、②施工体制を共通化し、各パートナーとの共存共栄を図る、③柔軟な人事制度を作り、人的資本投資を拡充し、陣容の拡大を図る、ことにより、完成工事事業の成長を目指す。
分割又は承継する部門の事業内容
新築そっくりさん事業及び注文住宅事業
日程
取締役会決議 :2024年11月8日
吸収分割契約締結(予定):2024年11月26日
効力発生日(予定) :2025年4月1日