伊藤忠商事、医療プラットフォーム事業のMRTと資本業務提携
伊藤忠商事株式会社(8001)は、MRT株式会社(6034)と資本・業務提携契約を締結した。
伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などを行っている。
MRTは、医療情報のプラットフォームの提供を行っている。
背景・目的
伊藤忠商事は、医師向け動画コンテンツを制作する等、製薬企業向けマーケティング支援に注力しており、2024年9月、伊藤忠商事とMRTは、伊藤忠商事が保有するDocquity社(東南アジア最大の医療従事者向けSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)事業を展開している)の一部株式をMRTへ譲渡した。
現在、東南アジアではMRTの医療人材紹介事業の拡大、国内ではMRTグループ会員向けにDocquity社の教育コンテンツ(学習・医療ニュース)や生成AIを活用した論文要約・研究支援ツール等の提供を3社間で推進している。
本提携を機に、伊藤忠商事は、MRTを戦略的パートナーとして迎え入れ、国内外の製薬企業向けマーケティング支援事業を強化するとともに、伊藤忠商事のデジタル事業群との連携により、医療機関を中心とした医療・ヘルスケア領域におけるIT・デジタルを活用したDX実現の支援を目指す。