伊藤忠商事、統合型SXプラットフォーム「サステナビリティERP」提供のbooost technologiesと資本業務提携
伊藤忠商事株式会社(8001)は、booost technologies株式会社(東京都品川区、以下:booost社)と資本・業務提携に合意したことを発表した。
伊藤忠商事は、大手総合商社。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などを行っている。
booost社は、ESGデータの収集・分析から開示レポート作成までを一貫して行うERP(※1)「booost Sustainability Cloud」を提供している。また、各国規制に合わせた非財務情報の開示対応、企業のSX支援に関するコンサルティングにも豊富な知見がある。
背景・目的
booost社のシステムは、実践的なコンサルティングと導入支援により、大手グローバル企業からも高い評価を受けており、伊藤忠商事も2023年より、同社システムを段階的に試験導入し、国内外600拠点からの効率的なESGデータ収集基盤の構築を進めている。
伊藤忠商事は、「脱炭素社会を見据えた事業拡大」「人的資本の強化」等のESGに対する取組成果に加え、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)をはじめとしたデジタル事業群(※2)による総合的なITサービスの導入・運用支援の実績を有している。
本提携によりbooost社と伊藤忠商事の強みを結集し、企業の非財務情報の開示支援やCO2排出量の可視化システム、削減コンサルティング等、企業に最適な脱炭素ソリューションの提供、SX領域での新規事業創出を推進していく。
(※1)ERP:Enterprise Resources Planningの略称で、一般的には企業活動に関する情報を連携・集約する統合基幹業務システムを指す。
(※2)デジタル事業群:企業のDX支援実現のため、優れたテクノロジーやノウハウ、データを有する提携パートナーとの事業群。