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日本農薬(4997)、ブラジル・Sipcam Agro S.A.との資本業務提携

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日本農薬株式会社(4997)は、イタリア大手農薬製造会社Sipcam S.p.A.(シプカム社)との間で、同社のブラジル子会社であるSipcam Agro S.A.(シプカムアグロ社)の発行済株式の50%を取得する旨の株式譲渡契約を締結し、同社と資本業務提携を行なうことを決定した。株式取得の諸手続き完了後、社名をSipcam Nichino Brasil S.A.(シプカムニチノーブラジル社)と変更する予定。

【化学業界のM&A】

ブラジルの農薬市場は2013 年で約1兆1 千億円となっており、今後もますます拡大する見込み。日本農薬は世界一のブラジル農薬市場で直販体制をとる可能性を模索していたところ、販売面の協力関係にあるシプカム社からブラジル子会社譲渡の意思表示があり、本件提携に至った。

日本農薬は、シプカム社とブラジルでの共同開発・販売普及体制を早急に構築し、日本農薬の製品の拡販を含むシプカムニチノーブラジル社の価値の最大化を目指し、詳細戦略を両社で協議していく。

●今後のスケジュール
株式取得日 平成26年9月上旬

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