東洋製罐グループHD(5901)、連結子会社の東洋鋼鈑<5453>により富士テクニカ宮津<6476>を公開買付け
東洋製罐グループホールディングス株式会社(5901)の連結子会社である東洋鋼鈑株式会社(5453)は、株式会社富士テクニカ宮津(6476)の普通株式の全てを公開買付けにより取得することを決定した。
本公開買付けは、富士テクニカ宮津を東洋鋼鈑の完全子会社とすることを目的として行われるものであり、東洋鋼鈑はまず富士テクニカ宮津の筆頭株主であるフェニックス・キャピタル・パートナーズ・ナイン投資事業有限責任組合を対象に第一回公開買付けを実施し、株式の82.13%を取得する見込み。その成立後、一般株主の所有する株式を取得するための第二回公開買付けを実施し、富士テクニカ宮津の全株式を取得する。
富士テクニカ宮津株式は所定の手続きを経て上場廃止となる予定。
富士テクニカ宮津取締役会は、本公開買付けに対し賛同の意見を表明している。
東洋鋼鈑は、鋼板および鋼板の加工品・容器用機能フィルムの製造販売、磁気ディスク用アルミ基板・光学用機能フィルムの製造販売等を主に行っている。富士テクニカ宮津は、自動車用プレス金型事業を主力事業としている。
東洋鋼鈑は両社事業の一体運営により、既存事業の更なる発展および自動車産業分野への事業拡大、グローバル市場における事業展開の強化等、より強固な経営基盤の構築を目指す。