会社売却先シミュレーション

村田製作所(6981)、株式交換により東光(6801)を完全子会社化

更新日:

株式会社村田製作所(6981)および東光株式会社(6801)は、村田製作所を株式交換完全親会社とし、東光を株式交換完全子会社とする株式交換を行うことを決定し、株式交換契約を締結した。

東光の普通株式1株に対して、村田製作所の普通株式0.027 株を割当交付する。
村田製作所の東光に対する持株比率は、62.99%から100%となり、東光の普通株式は上場廃止となる予定。

現在、村田製作所は急成長するスマートフォン、タブレット等のポータブルデバイス市場を中核市場と位置づけ、材料技術やモジュール技術、生産技術をベースに積層セラミックコンデンサや無線モジュールといった高機能・高付加価値の部品を開発、生産し、グローバルに販売している。

東光は、中核技術として持つ磁性体材料および巻き線テクノロジーを駆使した革新的なコイルを開発生産しており、テレビ、ゲーム等のAV機器、スマートフォン等に幅広く採用されている。

村田製作所と東光は、資本業務提携や販売権譲渡契約書を締結し、東光の商品を村田製作所のグローバルな販売力を通じて販売することを可能とするなど、両社の連携を強化してきた。
本件により両社の有する経営資源を融合することで、事業シナジー効果を早期に最大化することを目指す。

●今後のスケジュール
最終売買日(東光) 平成28年4月25日
上場廃止日(東光)  平成28年4月26日
本株式交換の効力発生日 平成28年5月1日

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

村田製作所・東光に関連するM&Aニュース

村田製作所、帝人フロンティアとの合弁会社のピエクレックスを完全子会社化

株式会社村田製作所(6981)は、帝人フロンティア株式会社(大阪府大阪市)との合弁により設立した株式会社ピエクレックス(滋賀県野洲市)に関して、村田製作所の100%子会社とすることで帝人フロンティアと合意し、2024年10月1日付けで実施した。村田製作所は、総合電子部品メーカー。セラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている。背景・目的株式会社ピエクレックスは、”でんき(電気)の

村田製作所、子会社の福井村田製作所とアスワ村田製作所を合併

株式会社村田製作所(6981)は、連結子会社である株式会社福井村田製作所(福井県越前市)を存続会社とし、株式会社アスワ村田製作所(福井県福井市)を消滅会社とする吸収合併を2024年4月1日付で行うことを決定した。なお、2024年4月1日以降、アスワ村田製作所は福井村田製作所のアスワ工場として、機能を存続する。福井村田製作所は1951年の設立以来、セラミックスをベースとした電子部品の開発・製造を行う

村田製作所の米国子会社、米レゾナントを買収

株式会社村田製作所(6981)は、米国子会社のMurataElectronicsNorthAmerica,Inc.(アメリカ・ジョージア州、MENA)が、ResonantInc.(アメリカ・テキサス州、Resonant社)を買収することを決定、合併契約を締結した。本件に伴い、Resonant社は、村田製作所の連結子会社となる。買付価格は、普通株式1株当たり4.5米ドル。買付けに要する資金は、約33

村田製作所、端末の送受信機能に関わるRF回路の消費電力を削減する「Digital ET技術」を保有するEta Wireless, Inc.を買収

株式会社村田製作所(6981)は、端末の送受信機能に関わるRF回路の消費電力を削減する「DigitalET技術」を保有するEtaWireless,Inc.(アメリカ、EtaWireless)の買収を完了した。村田製作所は、ファンクショナルセラミックスをベースとした電子デバイスの研究開発・生産・販売を行っている。EtaWirelessは、端末の送受信機能に関わるRF回路の消費電力を削減する「Digi

村田製作所(6981)、米国のヘルスケアITベンチャー企業Vios Medical, Inc.を買収

村田製作所(6981)は、ViosMedical,Inc.(米国ミネソタ州、Vios社)の子会社化を決定した。村田製作所が買収のために設立した子会社(SPC)であるPJFlorenceAcquisitionCompany,LimitedとViosMedical,Inc.(米国ミネソタ州、Vios社)とを合併させることにより、存続会社であるVios社を子会社化する。村田製作所は、ヘルスケア・メディカ

この記事に関連するタグ

「グループ内再編・株式交換」に関連するコラム

株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

M&A全般
株式交付とは?株式交換との違いやM&Aで活用するメリット・注意点を詳しく解説

株式交付とは?株式交付は、M&Aなどにおいて買い手(譲受け企業)が他社を子会社化するために支払う対価として、自社の株式の交付を認める制度です。株式交付制度は、令和3年3月1日に施行された「会社法の一部を改正する法律案」で、企業買収の手続きを合理化することを目的として新たに創設されました。会社法では以下のように定義されています。株式交付(会社法第2条32号の2)株式会社が他の株式会社をその子会社(法

子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

M&A全般
子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

子会社化は事業の成長・発展に向けた経営戦略として多くの企業で行われています。本記事では、子会社化するメリット・デメリット、子会社の種類について詳しく解説します。子会社化とは?子会社とは、経営の意思決定機関(株主総会)が特定の会社(親会社)に支配された状態にある会社を指します。株主総会では、決算承認・配当金額・役員報酬などさまざまな事項を決定します。こうした会社の経営に関する重要な事項を決定する権限

株式交換とは?実施するメリット・デメリットや手続き、企業事例を解説

M&A全般
株式交換とは?実施するメリット・デメリットや手続き、企業事例を解説

企業間で行われる組織再編の方法の一つに株式交換があります。本記事では、株式交換の基礎からメリット・デメリットを整理した上で、株式交換を行う場合の具体的な流れや税務処理・著名企業の実例などについて解説していきます。株式交換とは?株式交換とは、売り手側である譲渡企業の全株式を、買い手側である譲受企業の株式と交換することにより100%の親子関係を生じさせる手法です。対価が譲受企業の株式であることが、大き

買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

M&A全般
買収とは?目的やメリット、手法、流れをわかりやすく解説

事業構造、産業構造が大きく変化する今、「買収」を検討している企業が年々増加しています。本記事では買収の概要、メリット、進める流れについてご紹介してまいります。この記事のポイント買収は他企業の株式を取得し経営権を獲得する手法であり、迅速な事業展開が可能である。合併や子会社化と異なり、買収は株式の過半数以上を取得することで行われ、敵対的買収と友好的買収の2種類が存在する。買収の目的は売上拡大や事業多角

日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

M&A全般
日本M&Aセンター成約事例にみる株式交換スキーム成功のポイント

中堅中小企業M&Aにおける株式交換スキームの活用状況日本M&Aセンターでは、上場企業が買い手となるM&A案件の成約を数多く支援している。そのうち株式交換スキームを用いたのは、2013年度で4件、その以前3年間で1件であったことを考えれば、株式交換スキームがここにきて注目を浴びてきていることがわかる。成約には至らなかったが、交渉過程で株式交換スキームを検討するケースは数多い。この背景には、やはり金庫

企業買収における金庫株の戦略的活用

M&A全般
企業買収における金庫株の戦略的活用

2001年に本格的に金庫株が解禁されて以来およそ13年が経過。積極的な事業投資の方向性が定まらない企業では、持ち合い解消の受け皿、自社株の買い支え、株主還元施策の一環といった、“余剰”キャッシュの消極的な活用方法の一つとしてこの制度が利用されてきた。一方で、アベノミクスの効果等による株式市場の活性化もあって、いまや様々な経緯で積みあがった金庫株は全体で16兆円と、上場株式の時価総額430兆円と比較

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年1月
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

月別M&Aニュース

注目ニュースワード