大日本住友製薬(4506)、米国子会社によりカナダの医薬品ベンチャー企業シナプサス社を買収
大日本住友製薬(4506)は子会社を通じ、Cynapsus Therapeutics Inc.(カナダ 、シナプサス社)の発行済株式およびワラントのすべてを取得することにシナプサス社と合意した。
プラン・オブ・アレンジメント(Plan of Arrangement:カナダ法上認められている友好的企業買収手法)の手法により現金で取得し完全子会社化する。
大日本住友製薬側の買収企業は米国子会社のサノビオン・ファー マシューティカルズ・インク(以下「サノビオン社」)。取得価額は約643億円。
シナプサス社は、中枢神経領域の医薬品開発に特化したベンチャー企業。現在パーキンソン病治療剤の開発を行っている。
サノビオン社は、精神神経領域をフランチャイズの一つとして注力しており、非定型抗精神病薬「ラツーダ」および抗てんかん剤「アプティオム」を販売している。
本件により、サノビオン社は、精神神経領域での製品パイプラインをより強固にし、2019年に「ラツーダ」の独占販売期間が満了することによる減収の補てんを図る。
●今後のスケジュール
株式譲渡完了日 平成28年年12月末まで