会社売却先シミュレーション

芙蓉総合リース(8424)、ドンキホーテHD(7532)の金融子会社アクリーティブ(8423)株式を公開買付け

更新日:

芙蓉総合リース(8424)は、ドンキホーテホールディングス(7532)の連結子会社であるアクリーティブ(8423)の普通株式を、金融商品取引法に基づく公開買付け(TOB)により取得することを決定した。

本件はアクリーティブの連結子会社化を企図する一方、同社の上場は維持される方針。買付価格は1株520円。買付予定数は21,859,000株(議決権所有割合51.00%)。応募株券等の数の合計が買付予定数に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。

本公開買付けの実施にあたり、芙蓉総合リースは、ドンキホーテHD(アクリーティブ普通株式の所有割合は49.17%)との間で応募契約書を締結しており、ドンキホーテHDは、所有株式のうち16,287,100株(所有割合38.00%)を応募する旨合意している。

芙蓉総合リースは、情報機器、航空機、建物などのリース・割賦販売に加え、ファイナンス、投資商品の組成・募集、太陽光発電など幅広い業務を行う総合リース会社。

アクリーティブは、平成21年にドンキホーテHDと業務・資本提携し、以来売掛債権の早期買取や融資等の金融サービスを行うアセットビジネス事業と支払い業務やレジオペレーション業務等のアウトソーシングを行うソリューション事業を主軸に持続的に成長を続けてきた。

ドンキホーテHDは、今後のアクリーティブの企業価値向上には、金融業に関するノウハウ・専門性を有する新たな親会社のもとでの成長戦略の構築が有効であると判断した。

本件により、芙蓉総合リースは、アクリーティブとの連携を深め、自社グループの幅広い顧客基盤やネットワーク、金融人材、ノウハウと、アクリーティブの金融商品のラインアップを融合し、シナジーを創出していく。

●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 平成28年12月15日から平成29年1月19日

證券・投資・その他金融業界のM&A・事業承継の動向はこちら

保険・保険代理店、保証サービス業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、保険・保険代理店、保証サービス業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

芙蓉総合リース・アクリーティブに関連するM&Aニュース

芙蓉総合リース、電力サービス事業を展開するグローバルエンジニアリングの株式を取得

芙蓉総合リース株式会社(8424)は、株式会社グローバルエンジニアリング(福岡県福岡市)の株式を取得し、持分法適用関連会社とした。芙蓉総合リースは、機械設備などのリース、割賦販売や金融業務およびコンサルティングなどを行っている。グローバルエンジニアリングは、電力需給調整事業などの電力サービス事業を展開している。目的本件M&Aにより、芙蓉総合リースとグローバルエンジニアリングのノウハウ・技術・サービ

芙蓉総合リース、タイ持分法適用関連会社で物流ソリューション会社のPLIC Corpを子会社化

芙蓉総合リース株式会社(8424)は、同社の持分法適用関連会社であるPLICCorp.,Ltd.(タイ・パトゥムターニー県、以下「PLIC」)の株式を追加取得し、連結子会社とした。芙蓉総合リースは、法人向けリース・ファイナンスサービスの提供、不動産・航空機・エネルギー環境・BPO/ICTなどの事業分野における各種ソリューションの提供している。PLICは、予防的メンテナンスに強みを持つフォークリフト

芙蓉総合リース傘下のシャープファイナンス、Medical Shiftより「デンタルマッチ」事業を譲受け

芙蓉総合リース株式会社(8424)の連結子会社であるシャープファイナンス株式会社(東京都千代田区)は、株式会社MedicalShift(東京都港区)より、歯科衛生士の人材紹介サービス「デンタルマッチ」事業を2023年10月1日付けで譲り受けた。芙蓉総合リースは、大手総合リース会社。機械設備などのリース、割賦販売や金融業務およびコンサルティングなどを行っている。MedicalShiftは、2019年

芙蓉総合リースの子会社インボイス、エクストリークを連結子会社化へ

株式会社インボイス(東京都千代田区)は、エクストリーク株式会社(東京都港区)を連結子会社化することを決定した。ネットワンシステムズ株式会社(東京都千代田区)が保有するエクストリークの全株式を譲り受ける。インボイスは、芙蓉総合リース株式会社(8424)の連結子会社。企業のコスト削減のための「一括請求サービス/ゼネラルインボイス」や「集合住宅向けのインターネットサービス」等を提供している。エクストリー

芙蓉総合リース、米国の独立系リース会社Pacific Rim Capital,Inc.を子会社化

芙蓉総合リース株式会社(8424)は、持分法適用関連会社である米国の独立系大手リース会社PacificRimCapital,Inc.(アメリカカリフォルニア州、以下PRC)の株式を追加取得し、連結子会社とした。芙蓉総合リースは、大手総合リース会社。情報関連機器・産業機械・輸送用機器などのリースおよび割賦販売、不動産リース、各種コンサルティング業務など多角的な事業を展開している。PRCは、アメリカの

この記事に関連するタグ

「TOB」に関連するコラム

TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的やメリット、手続きをわかりやすく解説

企業買収、組織再編、MBOのニュースで株式公開買付け(TOB)を目にする機会が急増しています。本記事ではTOBの概要、メリット・デメリット、事例についてご紹介します。この記事のポイントTOBは、対象企業の経営権取得を目的に、株主から株式を大量に買い付ける手法で、買付者が価格や期間を公告する。TOBのメリットは、買付者が計画的に買付けを行いやすく、株主は市場価格より高い価格で売却できる点がある。TO

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

M&A全般
ポイズンピルとは?2種類の手法やメリット・デメリット、導入事例を解説

ポイズンピルとは?ポイズンピルと(PoisonPill)は、企業が敵対的な買収者以外の株主に対し、あらかじめ新株を市場価格より安く取得できる新株予約権を付与する買収防衛策です。敵対的買収が仕掛けられた際には株式を大量発行して敵対的買収者の持株比率を引き下げ、結果的に支配権の獲得、買収を断念させます。正式名称は「Shareholderrightsplan」であり、日本では「ポイズンピル」または「ライ

MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

M&A全般
MBIとは?MBOとの違いやスキーム、活用するメリットを解説

経営状態が振るわない企業に、外部の専門家を送り込み経営の立て直しを行う方法をMBIと言います。本記事ではMBIのスキームやメリット・デメリットを紹介するとともに、似た名称であるMBOやTOB、LBOとの違いについても説明します。MBIとは?MBI(ManagementBuyIn)とは、投資家・ファンド・金融機関等が企業を買収し、経営権を握った後に経営の専門家を送り込み、企業の立て直しや、企業価値向

日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

M&A全般
日立のM&Aプレスリリースから読み解く!価格交渉の背景とは?

日本M&Aセンターの中で特に業界での経験豊富な二人のスペシャリストが、世の中の企業のM&Aの動き、プレスリリースを中心に解説する「M&Aニュースサテライト」。今回は前回に引き続き日立製作所による日立物流の売却をテーマに解説します。(本記事ではYouTube動画の概要をご紹介します。)日立製作所と日立物流が正式発表へ西川:前回(日立製作所が日立物流を売却へ!M&Aの狙いとは)につづき日立物流パート2

上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

M&A全般
上場企業オーナー経営者の主要株式の売却について

上場企業オーナー経営者の企業承継のためには、非上場企業とは異なる金融商品取引法(以下、「金商法」という)に基づき、株式公開買付け(TOB)によることが殆ど不可欠である。発行済み株式の3分の1超の株式の売買を伴うケースでは、オーナー経営者が予め特定の買受人(以下、「承継予定者」という)と相対で株式を売却する場合でも、TOBによることが金商法上必要になる。そこで、検討すべき実務上のポイントを、以下に説

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年12月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード