大王製紙(3880)、三浦印刷(7920)株式を公開買付け、子会社化へ
大王製紙(3880)は、三浦印刷(7920)の普通株式及び新株予約権を金融商品取引法に基づく公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
本件は、大王製紙が三浦印刷株式の全てを取得し完全子会社化することを企図しており、三浦印刷株式はTOB成立後に上場廃止となる予定。
大王製紙は、三浦印刷の主要株主等との間で、所有する三浦印刷株式の全て(所有割合の合計33.05%)を本公開買付けに応募することについて、応募契約書を締結している。
買付予定数の下限は所有割合66.67%で、上限は設けていない。応募株券等の数の合計が買付予定数の下限に満たない場合には、応募株券等の全部の買付け等を行わない。
三浦印刷取締役会は、本公開買付けに対し、賛同の意見を表明するとともに、株主に対する本公開買付けへの応募の推奨を決定した。
大王製紙は、洋紙事業の構造転換、板紙・段ボール事業の強化、ホーム&パーソナルケア事業の更なる成長と加速、コストダウン、人材活用の効率化等の施策に取り組んでいる。
三浦印刷は、商業宣伝物を中心とした各種印刷物全般の製造販売を主な事業として首都圏を中心に展開しており、近年ではクロスメディア化に対応する事業開発やWebサイトの製作・運用等のデジタル媒体に関する事業への取り組みを推進している。
本件TOBにより、大王製紙グループは、従前取り扱っていなかったユーザーや製品に係る印刷市場への参入を行うことで事業の裾野を広げるとともに、グループの洋紙事業の基盤強化を図る。
●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 平成29年2月28日から平成29年4月11日