ツムラ(4540)、中国の四大保険会社の一つである中国平安保険と資本業務提携、第三者割当新株式発行
ツムラ(4540)は、中国平安保険(集団)股份有限公司(中国広東省、中国平安保険)と資本業務提携を行うこと、並びに中国平安保険の子会社である中国平安人寿保険股份有限公司(中国広東省、平安人寿)を割当先とする第三者割当による新株式発行及び自己株式の処分を行うことを決定し、中国平安保険との間で資本業務提携契約を締結した。
ツムラは、第三者割当増資により、普通株式7,675,900株(第三者割当後の総議決権数に対する割合10.04%)を平安人寿に割り当てる。
平安人寿からの払込総額は27,322,366,050円で、ツムラの調達資金の額は手取り概算額で27,206,136,050円となる。
ツムラは、現在進行中の中期経営計画において、「中国における新規ビジネスへの挑戦」を掲げ、中国市場向け刻み生薬事業や中国市場向け中薬配合顆粒の研究開発を行っている。
中国平安保険は、中国の四大保険会社の一つで、主要業務である保険・銀行・投資に加えて、インターネット金融サービスを展開している。同社は、金融及び医療・ヘルスケア事業を注力分野と位置づけており、現在優位性を確立しつつある医療健康科学分野でのサービスの一層の向上のため、中薬企業との協業機会を模索していた。
本件M&Aにより、ツムラは、自社の有する生薬・漢方事業におけるノウハウと中国平安保険の有する経営資産や顧客基盤、医療・ヘルスケア事業の特徴及び強みを組み合わせることで、シナジーを創出し、両社の企業価値の更なる向上を目指す。
●今後のスケジュール
第三者割当の払込期日 平成29年10月13日