田辺三菱製薬(4508)、ステリック再生医科学研究所の腸疾患関連事業を買収
田辺三菱製薬(4508)は、株式会社ステリック再生医科学研究所(東京都港区、ステリック社)を買収するための株式譲渡契約を締結した。
なお、本件に先立ちステリック社は、腸疾患関連事業とその他事業の分割を予定しており、本件は当該分割後の腸疾患関連事業会社としてのステリック社を対象とする。
田辺三菱製薬は、中枢神経系疾患領域と自己免疫疾患領域を戦略領域として、米国における製品ラインアップを構築することを最重要経営課題の一つとしている。
ステリック社は、腸疾患関連の開発パイプラインとしてSTNM01を有している。STNM01は内視鏡下で粘膜下注射により投与される核酸医薬品で、既存治療で効果不十分な患者を想定対象としている。
本件M&Aにより、田辺三菱製薬は、自己免疫疾患領域にSTNM01を加えることで、将来の米国展開製品のパイプラインの強化を図る。
●今後のスケジュール
買収完了日 平成29年度中