第一工業製薬(4461)、医薬品・健康食品を研究・開発・製造の2社を買収
第一工業製薬(4461)は、株式会社バイオコクーン研究所(岩手県盛岡市)と池田薬草株式会社(徳島県三好市)を完全子会社化した。
第一工業製薬は、ライフサイエンス分野参入の取り組みを進めていた。
バイオコクーン研究所は、カイコや桑の持つ機能性の解明研究を進めている大学発のベンチャー企業。海馬の傷が治癒する神経保護特性を立証したほか、岩手県北上市の養蚕農家の育成支援を行っている。
池田薬草は、天然物からの抽出物を濃縮し、粉末化する技術を有する会社。医薬品原料等も製造可能なGMP設備も保有している。代表的な自社製品として、動物実験において肥満予防の効果が確認されている機能性成分「スダチチン」の研究を行っている。
本件M&Aにより、第一工業製薬は、バイオコクーン研究所の研究成果を健康食品として販売開始するとともに、池田薬草の技術を活用して機能性表示食品の商品化に取り組むなど、ライフサイエンス事業の取り組み加速を図る。