会社売却先シミュレーション

三菱ケミカルHD(4188)グループ、欧州のアクリル樹脂シート事業をスイスのプラスチックシートメーカーSchweiter Technologies AGグループへ譲渡

更新日:

三菱ケミカルホールディングス(4188)傘下の三菱ケミカル株式会社(東京都千代田区)は、欧州におけるアクリル樹脂シート(PMMAシート)事業をSchweiter Technologies AGグループ(スイス・シュタインハウゼン、STAG)へ譲渡することを決定した。

英国のグループ会社であるLucite International UK Ltd.のPMMAシート事業を分離した上で、同社が製造するPMMAシートの英国内販売会社であるPerspex Distribution Ltd.の株式とともに譲渡する。譲渡価額は約135億円。

STAGは、欧州の大手プラスチックシートメーカー。三菱ケミカルグループは長期にわたって、PMMAシートの原料であるMMAモノマーを供給している。

本件M&Aにより、三菱ケミカルは、STAGの持つ幅広いシート製品のラインナップや高いコスト競争力を活用し、欧州市場におけるPMMAシート事業の更なる成長を図ることで、MMAモノマー供給での更なるパートナーシップの強化を図る。

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A・事業承継の動向はこちら

化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、化学製品製造(製薬・トイレタリー除く)業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

三菱ケミカルホールディングスに関連するM&Aニュース

三菱ケミカルグループ、トリアセテート繊維事業をGSIクレオスに売却

三菱ケミカルグループは、トリアセテート繊維事業を株式会社GSIクレオス(8101)へ譲渡することで同社と合意し、最終契約書を締結した。三菱ケミカルグループは、機能商品、素材他を扱う。GSIクレオスは、各種糸・生地、インナー・アウター製品などの繊維事業、機械・化学品・ホビー商材・半導体関連商材・カーボンナノチューブなどの工業製品事業を行う。背景および目的三菱ケミカルグループは、グローバルな主要トレン

三菱ケミカルグループ傘下の田辺三菱製薬、アルガトロバン事業をフランスEthypharmに譲渡

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、欧州における選択的抗トロンビン剤「アルガトロバン水和物」(以下「アルガトロバン※」)事業をEthypharm(フランス・パリ)に譲渡する契約を2024年6月13日に締結した。田辺三菱製薬は、医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。Ethypharmは、欧州にて、病院・中枢神経系(重度の痛みや依存症)・内科を中心に、医療用

三菱ケミカル、インドネシアの高純度テレフタル酸事業の株式を現地企業に譲渡

三菱ケミカルグループ株式会社(4188)は、グループの三菱ケミカル株式会社(東京都千代田区、以下「MCC」)及びPTLintasBuanaKasei(インドネシア・バンテン州、以下「LBK」)が保有する高純度テレフタル酸(以下「PTA」)事業を行うPTMitsubishiChemicalIndonesia(インドネシア・ジャカルタ首都特別州、以下「MCCI」)の株式を、PTLintasCitraP

三菱ケミカルグループ、イタリアの炭素繊維複合材料メーカーC.P.C. SRLの全株式取得へ

三菱ケミカルグループ株式会社(4188)は、C.P.C.SRL(イタリアモデナ市、以下CPC社)の全株式を取得することが決定した。三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルをはじめとするグループ会社の経営管理を行う持ち株会社。2017年にCPC社に出資した。CPC社は、自動車向け炭素繊維複合材料メーカー。三菱ケミカルグループは、今回の全株式取得により、垂直統合したサプライチェーンの強化・拡大と炭素繊維事

田辺三菱製薬、完全子会社の吉富薬品を吸収合併へ

三菱ケミカルグループの田辺三菱製薬株式会社(大阪府大阪市)は、100%出資する吉富薬品株式会社(大阪府大阪市)を、2024年3月末を目途に吸収合併することを決定した。田辺三菱製薬は、三菱ケミカルグループ株式会社(4188)のグループ会社。医療用医薬品を中心とする医薬品の製造・販売を行っている。吉富薬品は、精神科領域に特化したプロモーション会社。大学病院(精神科)、総合病院(精神科)、精神科病院、メ

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・事業譲渡」に関連するコラム

事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されるのが、事業売却です。本記事では、事業売却の概要、メリット・デメリットなどをご紹介します。この記事のポイント事業売却は不採算部門の整理や経営資源の集中を目的とする。売り手にとっては、売却後も経営権を残せるという点が大きなメリットに挙げられる。買い手にとっては、譲受ける事業範囲を指定できる一方、事業に必要

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

事業譲渡とは?メリットやデメリット、手続きをわかりやすく解説

M&A全般
事業譲渡とは?メリットやデメリット、手続きをわかりやすく解説

事業譲渡とは事業譲渡とは、企業が事業の一部または全部の事業を他社に売却する取引を指します。事業譲渡はM&Aスキームの1つであり、企業の戦略や目標に応じて検討されます。売り手の経営権はそのままに、対象事業の所有権を買い手に移転し、買い手は譲渡された事業を引き継ぎます。似た言葉として「事業売却」がありますが、一般的に事業譲渡と同義とされています。(会社法などでは、事業の一部を売買する行為を「事業譲渡」

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

会社を売りたい。会社売却で知っておくべきポイントとは

事業承継
会社を売りたい。会社売却で知っておくべきポイントとは

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社売却の動向、会社売却のメリットなどを整理したうえで、売却時の注意点や全体の流れについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社売却が成長加速の選択肢として注目されている。会社売却の主なメリットは存続、経営者の負担

タイにおける日本食市場の2024年最新動向

海外M&A
タイにおける日本食市場の2024年最新動向

コロナ禍から復活最新のタイの飲食店事情日本M&Aセンターは、2021年11月にタイにて駐在員事務所を開設し、2024年1月に現地法人を設立いたしました。現地法人化を通じて、M&Aを通じたタイへの進出・事業拡大を目指す日系企業様のご支援を強化しております。ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私自身は、2度目のタイ駐

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2018年9月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

月別M&Aニュース

注目ニュースワード