電通(4324)、セプテーニ・ホールディングス(4293)株式を公開買付け(TOB)により取得
電通(4324)は、セプテーニ・ホールディングス(4293)の普通株式を公開買付け(TOB)により取得することを決定した。
本件はセプテーニHDの持分法適用関連会社化を企図する一方、セプテーニHDの上場は維持される方針。セプテーニHD取締役会は本件に対し賛同の意見を表明している。
買付価格は1株260円。買付予定数の上限は26,895,000株(所有割合20.99%)で、下限は設けていない。また、このTOBで電通による所有割合が20.99%に達しない場合にはセプテーニHDの自己株式の電通への割当てにより20.99%とすることにも同意済み。
電通は、連結子会社942社及び持分法適用関連会社75社により構成される企業グループの強みをつなぎ合わせることにより、広告主やメディア・コンテンツ企業などの顧客が抱える経営課題・事業課題をコミュニケーション領域から解決するためのソリューションを幅広く提供している。
セプテーニHDは、現在連結子会社35社及び持分法適用関連会社11社からなる企業グループを構成している。インターネット広告代理業を中心としたネットマーケティング事業、主にマンガ家の育成・輩出、マンガ配信サービスの運営を手がけるメディアコンテンツ事業という2つの事業分野を軸に事業を展開している。スマートフォン領域・ソーシャルメディア領域等において、競争力を築いている。
本件により、電通及びセプテーニHDは、電通グループが得意とする幅広いサービスを活用した統合プランニングと、セプテーニHDの持つデジタル広告領域における効果・効率を追求するノウハウ・実績を掛け合わせることで、将来的な事業機会の獲得を図る。
●今後のスケジュール
届出当初の買付け等の期間 2018年10月31日から2018年12月11日