野村不動産HD(3231)グループの野村不動産、「庭のホテル 東京」保有、運営会社の全株式取得
野村不動産ホールディングス(3231)グループの野村不動産株式会社(東京都新宿区)は、株式会社隆文堂(東京都千代田区)の全株式の譲受について株主と合意に至り、株式譲渡契約を締結した。
本契約に基づき、野村不動産は隆文堂社及び100%子会社でホテル運営会社の株式会社UHM(東京都千代田区、UHM社)の全株式を取得する。
野村不動産HDグループは、進行中の中長期経営計画において、新たな事業領域としてホテル事業に取り組んでいる。昨年11月に第一号店を開業した直営ホテル「NOHGA HOTEL」のほか、都心複合再開発でのラグジュアリーホテル、宿泊特化型を対象とするリース形式のホテルなど様々な展開を進めている。
隆文堂は、現在「庭のホテル 東京」「東京グリーンホテル後楽園」等を保有する。「庭のホテル 東京」は、「ミシュランガイド東京2010」よりこれまで10年連続で快適なホテルとして紹介されるなど、国内外から高い評価を得ている。
本件M&Aにより、野村不動産は、マーケットから高い評価を受けている「庭のホテル 東京」や「東京グリーンホテル後楽園」における顧客基盤を活かすことにより、「NOHGA HOTEL」との相互送客による集客力の向上を図るほか、UHM社の豊富なホテル運営ノウハウ・人材と当社の用地取得・開発力を掛け合わせることで、グループ全体としてのホテル開発・運営力の強化が図ることで、ホテル事業における事業基盤の拡充を目指す。