博報堂DYホールディングス(2433)の子会社の博報堂、地域の生産者と利用者をつなぐ「やさいバス」を運営するやさいバスと資本業務提携
株式会社博報堂(東京都港区)は、やさいバス株式会社(静岡県牧之原市)の株式を取得し、資本業務提携を行うことを決定した。
博報堂は、スタートアップ企業を含めた多様なパートナーとの連携を進め、チーム企業型の事業創造を通じた未来の新しい生活、社会の創造に取り組んでいる。博報堂の新規事業開発組織「ミライの事業室」は、地域経済を活性化する新規ビジネスの創出を目指している。
やさいバスは、地域の生産者と利用者をつなぐ共同配送物流システム「やさいバス」を運営する静岡県のソーシャルベンチャー。
地域を巡回する冷蔵トラックによって地域の農家が出荷した農産物をレストランやスーパー等の地域の需要者にその日のうちに届ける仕組みが、生産者と利用者双方に利益をもたらし、地域経済の活性化を促している。この物流システムは、MaaSとEコマースが融合した地域内経済圏のプラットフォームとして、大きな活用可能性が見込まれている。
本件により、博報堂は、両社共同で、新たなビジネスモデル・地域経済のエコシステムの構築を行うことで、やさいバスを起点としたチーム企業型の新規事業開発を推進させる。また、今後もMaaSを活用した地域内経済圏づくりに向けて、“チーム企業型”で新規ビジネス創出を目指す。