東京建物、介護士派遣事業を営む子会社を桜十字へ譲渡
東京建物株式会社(8804)は、病院事業など手がける株式会社桜十字(熊本県熊本市)へ、高齢者施設向けの介護士派遣事業を譲渡することを発表した。連結子会社である東京建物スタッフィング株式会社(東京都中央区)の全株式を、2023年10月2日付けで株式譲渡する。
東京建物は、オフィスビル・商業施設等の開発・賃貸・管理、マンション・戸建住宅の開発・販売・賃貸・管理などを行っている。
2020年12月に高齢者向け施設の運営事業から撤退し、本件譲渡により派遣事業からも撤退する。
東京建物スタッフィング株式会社は、東京建物の完全子会社。首都圏を中心に全国主要都市で高齢者向け施設への介護士派遣を中心とした人材派遣事業を展開している。2017年4月に株式会社ケアライクが東京建物の子会社となり、2018年6月に東京建物スタッフィング株式会社へ商号変更した。
桜十字は、高齢者向け住宅・フィットネス施設の運営、医療法人コンサルティングを行っている。
東京建物は、高齢者向け施設の運営事業を行っていたが、2020年12月に当該事業から撤退した。今後の事業展開における介護派遣事業のあり方を見直す中で、東京建物スタッフィングの更なる発展には他事業とのシナジーや事業規模を追求できる環境が必要との結論に至り、本株式譲渡に至った。
株式譲渡契約締結日 2023年8月17日
株式譲渡実行日 2023年10月2日