事業承継セミナー

シャープ、連結子会社カンタツを永輝商事に譲渡へ

更新日:

シャープ株式会社(6753)は、連結子会社であるカンタツ株式会社(東京都品川区)を株式会社永輝商事(東京都品川区)に譲渡することを決定した。

これにより、カンタツおよび同社子会社でシャープの特定子会社である平湖康達智精密技術有限公司(中国 浙江省)の異動が生じる。

シャープは、電気通信機器・電気機器及び電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売等を行っている。

カンタツおよび平湖康達智精密技術有限公司は、マイクロレンズユニットの製造・販売を行っている。

永輝商事は、電子部品・半導体センサーの販売電子機器、家電の受注生産・販売、リサイクルおよび輸出入業務を行っている。

激化する競争環境下でカンタツの業績が低迷。シャープは、グループ事業の選択・集中を図りつつ、カンタツ社の業績改善を図るには電子部品などの国際貿易を主業とし、中国に販路を持つ永輝商事に同社を譲渡することが最善と判断した。

なお、マイクロレンズユニット等の共同開発や調達先として、カンタツとの協業関係は継続する予定。同社株式の一部保有を継続する。

・今後の予定
本件譲渡実施日 2023年11月30日

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

シャープに関連するM&Aニュース

シャープ、パイオニアとの合弁会社の保有株式を同社に譲渡し合弁解消へ

シャープ株式会社(6753)は2024年3月13日、パイオニア株式会社(6773)との合弁会社であるパイオニアデジタルデザインアンドマニュファクチャリング株式会社(東京都文京区、以下「PDDM社」)の株式をPDDM社に譲渡し、合弁を解消することとして、パイオニア社と合意した。合弁解消の理由シャープとパイオニアは、両社が保有する光ディスク関連の経営リソースを活用して事業を拡大すべく、2009年6月に

シャープの中国孫会社、東芝の中国子会社の東芝杭州を買収

シャープ株式会社(6753)の孫会社である玳能科技(杭州)有限公司(中国、以下「DBH社」)は、東芝杭州有限公司(中国、以下「TOH社」)の持分を取得し、DBH社の子会社とすることについて決定した。TOH社は、東芝杭州工業団地に設立する事業会社に対する管理サービス及び管理コンサルティングを行う。・持分取得の理由TOH社は、シャープが2018年10月1日付にてDynabook株式会社を子会社化した際

シャープ、子会社を通じ車載カメラ事業のFIT ELECTRONICS DEVICE PTE. LTD.の株式を追加取得、完全子会社化へ

シャープ株式会社(6753)の子会社シャープディスプレイテクノロジー株式会社は、FITELECTRONICSDEVICEPTE.LTD.(シンガポール、以下FITED)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。FITEDはシャープの孫会社となる。シャープは、日本の大手電機メーカー。電気通信機器・電気機器・電子応用機器全般、ならびに電子部品の製造・販売等を行っている。シャープディスプレイテクノロ

シャープ、堺ディスプレイプロダクトを再子会社化へ

シャープ株式会社(6753)は、堺ディスプレイプロダクト株式会社(大阪府堺市、SDP)を完全子会社として復帰させることを目的として、SDPの株主であるWorldPraiseLimited(サモア独立国)とSDP株式取得について協議すると発表した。次のメリットがあることから本決定に至る。・テレビ事業及び業務用ディスプレイ事業において、グローバル事業拡大に取り組む上で、コスト構造上大きな割合を占める高

東芝、シャープへDynabook社の全株式を譲渡

株式会社東芝(6502)は、保有するDynabook株式会社(東京都江東区)の発行済全株式をシャープ株式会社(6753)に譲渡することを決定した。本件譲渡により、Dynabook社は、シャープの100%子会社となるシャープの取得割合は、19.9%。東芝は、及び東芝グループは、「エネルギーシステムソリューション」「インフラシステムソリューション」「ビルソリューション」「リテール&プリンティングソリュ

この記事に関連するタグ

「子会社・連結・選択と集中」に関連するコラム

事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

M&A全般
事業売却とは?会社売却との違い、メリット・デメリットを解説

企業が不採算部門を整理し、主力事業へ経営資源を集中するなど、事業戦略の見直しを行う場面で活用されるのが、事業売却です。本記事では、事業売却の概要、メリット・デメリットなどをご紹介します。事業売却とは?事業売却は、企業が所有している特定の事業部門や資産を他の企業に売却することです。売却する対象には資産、それにともなう負債だけでなく、商品などのブランドや流通販路、働く従業員なども含まれます。不採算部門

関連会社とは?関係会社・子会社との違いや、メリットなど解説

経営・ビジネス
関連会社とは?関係会社・子会社との違いや、メリットなど解説

関連会社に該当するかどうかは、議決権の割合によって定められています。本記事では関係会社や子会社との違いも含め、関連会社の概要についてご紹介します。関連会社とは?関連会社とは、親会社が議決権の20%以上を所有し「経営方針の決定に重要な影響を与えることができる会社」を指します。「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」で以下のように定義されています。~略~「関連会社」とは、会社等及び当該会社等

カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

M&A全般
カーブアウトとは?メリットや課題、進め方、企業事例を紹介

~ある上場企業の経営企画部長の悩み~社長から「事業ポートフォリオ見直しに着手せよ」という指示を受けました。選択と集中は不可欠で、子会社や事業の切離し(カーブアウト)も視野に入れたいと社長は力説します。しかし、当社は買収実績があっても売却はほとんどしたことがない。さて、どうしたものか・・・。近年、事業ポートフォリオの見直しに伴う、グループ会社や事業の切り離し、つまりカーブアウトの動きが加速しています

スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

経営・ビジネス
スピンアウトとは?スピンオフとの違いやメリット・注意点・事例まで詳しく解説

スピンアウトは、新たな事業価値を創出する手段として注目されています。そこで本記事では、スピンアウトとスピンオフの違い、スピンアウトのメリットや注意点等について詳しく解説します。スピンアウトとは?スピンアウトとは、企業が特定の子会社や事業を切り離し、新たな会社として独立させる言葉として、ビジネスの場面で用いられます。親会社との資本関係を解消するため、新会社は完全な独立企業になる点が特徴です。親会社の

関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

広報室だより
関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip 2022」に登壇!

2022年11月下旬に大阪市内で開催された関西最大規模のビジネスカンファレンス「WestShip2022」(主催:株式会社ニューズピックス)で、株式会社日本M&Aセンターの渡部恒郎がトークセッションに登壇しました。当日の模様を紹介します。(写真左から)株式会社日本M&Aセンター取締役渡部恒郎氏、株式会社スマートメディア代表取締役成井五久実氏、株式会社USEN-NEXTHOLDINGS執行役員/事業

子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

M&A全般
子会社化のメリットとは?関連会社との違い、子会社の種類など解説

子会社化は事業の成長・発展に向けた経営戦略として多くの企業で行われています。本記事では、子会社化するメリット・デメリット、子会社の種類について詳しく解説します。子会社化とは?子会社とは、経営の意思決定機関(株主総会)が特定の会社(親会社)に支配された状態にある会社を指します。株主総会では、決算承認・配当金額・役員報酬などさまざまな事項を決定します。こうした会社の経営に関する重要な事項を決定する権限

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2023年11月
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930

月別M&Aニュース

注目ニュースワード