事業承継セミナー

コマツ、マレーシアUMW Komatsu Heavy Equipmentを完全子会社化

更新日:

株式会社小松製作所(6301、以下「コマツ」)は、UMW Corporation Sdn. Bhd.(マレーシア クアラルンプール、以下「UMW」)の子会社であり、コマツの持分法適用会社であるUMW Komatsu Heavy Equipment Sdn. Bhd.(マレーシア クアラルンプール、以下「UKHE」)につき、UMWが保有するUKHEの株式の全てを取得し、UKHEを完全子会社化することを決定した。

コマツグループは、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開している。

UMWは、子会社及び関連会社の管理業務並びに軽機械及び重機械の取引を行っている。

UKHEは、子会社の管理業務を行っている。(UKHEの子会社において、建設・鉱山機械の輸入及び販売並びに関連サービスを提供)

目的

コマツは、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、ブルネイ及びパプアニューギニア地域における建設・鉱山機械市場での競争力を強化するため、2018年7月9日付で、UMWが74.0%、コマツが26.0%の株式をそれぞれ引き受けることにより、UKHEを設立した。

また、コマツは、UKHEの各子会社との間で販売代理店契約を締結し、当該地域においてコマツ製建設・鉱山機械の販売及び関連サービスの提供を行ってきた。

今般、UMWと協議を行った結果、コマツは、今後のコマツ及びUKHEの東南アジア及びパプアニューギニア地域における建設・鉱山機械事業の持続的な成長の観点から、本件M&Aにより、UKHEを完全子会社化する結論に至った。

株式の状況

異動前の所有株式数 101,278,747株
(議決権の数:101,278,747個)(議決権所有割合:26.0%)
取得株式数 288,254,893株
(議決権の数:288,254,893個)
取得価額 守秘義務により非開示
異動後の所有株式数 389,533,640株
(議決権の数:389,533,640個)(議決権所有割合:100.0%)

日程

契約締結日  :2024年8月23日

株式譲渡実行日:2024年10月(予定)

業務用・産業用機械製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

業務用・産業用機械製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、業務用・産業用機械製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

小松製作所に関連するM&Aニュース

コマツ、建設・鉱山機械運行管理システムプロバイダーの豪iVolve Holdingsを買収

株式会社小松製作所(6301、以下「コマツ」)は、豪州の100%子会社を通じて、建設・鉱山機械運行管理システム(以下FMS※)のプロバイダーであるiVolveHoldingsPtyLtd(オーストラリアクイーンズランド州、以下「iVolve社」)を買収した。コマツは、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開している。iVolve社は、中小規模の露天掘り鉱山・砕

コマツ、米バッテリーメーカーAmerican Battery Solutionsを買収へ

コマツ(6301)は、完全子会社であるコマツアメリカ株式会社(米国)を通じて、AmericanBatterySolutions,Inc(米国ミシガン州、以下ABS社)を買収することを決定した。買収完了予定は2023年12月1日。連結業績への影響は軽微としている。コマツは、グループにて主に、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開している。ABS社は、商用車・産

コマツ、坑内掘り鉱山機械メーカーのドイツGHH社を買収

コマツ(6301)は、完全子会社であるコマツマイニング株式会社(米国ウィスコンシン州、以下KMC)を通じて、GHHGroupGmbH(ドイツノルトライン=ヴェストファーレン州、以下GHH社)を買収することを決定した。コマツは、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの製造販売の大手。KMCは、露天掘り・坑内掘り向け鉱山機械の製造・販売・サービスを行っている。GHH社は、坑

小松製作所、植林用アタッチメントメーカーのスウェーデンBracke Forestを買収へ

株式会社小松製作所(6301、コマツ)は、スウェーデンの完全子会社であるコマツフォレストを通じて、BrackeForestAB(スウェーデン、ブラッケ)を買収することを決定した。コマツは、建設・鉱山機械、ユーティリティ(小型機械)、林業機械、産業機械などの事業を展開している。ブラッケは、植林の工程(植林地整備、植栽)に使用される各種アタッチメントの開発・製造・販売などを行っている。2014年より、

コマツ(6301)、オーストラリアの鉱山機械向けソリューションプロバイダーMineWare社を買収

コマツ(6301)は、豪州100%子会社を通じ、MineWarePtyLtd(クイーンズランド州、MineWare社)を買収した。コマツは、ICTの活用したサービスの展開を進めている。MineWareは、鉱山で稼働する積み込み機械を対象に、積み込み量の最適化や掘削位置の見える化を実現するシステムの提供を主な事業として行っている。本件M&Aにより、コマツは、新たにMineWare社のソリューションを

この記事に関連するタグ

「買収・クロスボーダーM&A」に関連するコラム

キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

海外M&A
キリンの海外事例から読み解く!M&Aポイント解説

国内外のM&Aに精通するDr.(ドクター)Mが、身近なM&A事例を用いて、独自の視点でポイントをわかりやすく解説する新企画「Dr.MのM&Aポイント解説」。第1回で取り上げる企業は「キリンホールディングス」。国内ビール業界の中でも海外展開を積極的に進めてきたキリンで、いま何が起きているのでしょうか。|*概要*||-------------------------------------------

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

M&A全般
バイアウトとは?目的や手法、メリット・デメリットをわかりやすく解説

企業が経営再建、事業継続を検討する手段のひとつにバイアウト(BuyOut)があります。本記事では、バイアウトの概要やそれぞれの手法の特徴、成功に導くためのポイントをご紹介します。バイアウトとは?バイアウト(BuyOut)とは、経営再建による事業継続や収益向上を目的に、経営者や従業員が自社の株式の過半数を取得し、経営権を握る買収手法を指します。一般的には、企業の経営陣や従業員が自身の資金や外部の投資

TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

M&A全般
TOB(株式公開買付け)とは?目的など概要をおさらい

TOB(株式公開買付け)とは?TOBとは、株式公開買付け(TakeoverBid)の略で、対象企業の経営権取得を目的に、株式の買付価格や期間、株式数などを公告し、取引所外で多くの株主から大量に買付ける手法を指します。一般的にTOBを仕掛ける買収側を「公開買付者」、実施される側を「対象者」と呼びます。東京証券取引所の市場再編やPBR(株価純資産倍率)改善要請を背景に、成長を意識した買収、上場企業への

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

「買収・クロスボーダーM&A」に関連する学ぶコンテンツ

買収先の本格検討・分析

買収先の本格検討・分析

買収先の探し方でご紹介したように、買い手はノンネームシート、企業概要書で買収先についてM&Aを進めるかどうか検討します。本記事では、買い手が企業を検討する際流れと、陥りがちな注意点についてご紹介します。買い手が買収先を検討する流れ企業概要書をふまえ、さらに具体的に検討を進めるに一般的には「M&A仲介会社との提携仲介契約の締結」「個別詳細情報についての質疑応答」のステップがあります。買い手候補企業の

買収先の探し方

買収先の探し方

買い手の相談先でご紹介したように、M&A仲介会社などパートナーを選定したら、いよいよ買収先の候補企業を探すステップに移ります。本記事ではM&A仲介会社を通じてお相手探しを行う主な方法について、日本M&Aセンターの例をもとにご紹介します。買収先の探し方①譲渡案件型お相手探しは大きく「譲渡案件型」と「仕掛け型」の2つにわかれます。譲渡案件型は、M&A仲介会社が保有する売り手企業(譲渡を希望する企業)の

買い手がM&Aを行う目的

買い手がM&Aを行う目的

買い手の買収戦略には様々な目的があります。M&Aの成功に向けて、押さえておきたいポイントを確認していきましょう。【登録無料】買収をご検討の方は、希望条件(地域、業種など)を登録することで、条件に合致した譲渡案件のご提案や新着案件情報を受け取ることができます。まずは登録から始めてみませんか?買収希望条件の登録はこちらM&Aの目的①市場シェアの拡大企業は競合他社を買収することで、自社の市場シェアを拡大

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2024年8月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード