株価算定シミュレーション

DDS(3782)、米国ノックノックラブズ社と資本・業務提携

更新日:

株式会社ディー・ディー・エス(3782)は、米国のセキュリティ標準化団体FIDO Allianceの中核企業であるノックノックラブズ社(NNL社)との間でセキュリティ事業に関する資本・業務提携を行うことを決定した。引受価額の総額は、約2億3,960万円。

IT(ソフトウエア受託開発)業界のM&A

NNL社が発行するC種優先株式4,125,000株のうち1,000,000株を第三者割当として取得する。本引受によりDDSの持株比率は、NNL社の総発行済株式数の2.34%となる。また、NNL社の経営陣などを中心としたストックオプションなどの潜在株式数を含めた場合の持株比率は、2.07%となる。(C種優先株式は過去NNL社が発行したA種、B種優先株式と同様に普通株に優先して配当が行われる株式であり、A種、B種優先株式と同様にいつでもC種優先株式1株につき普通株式1株に転換が可能。)
残りの株式についてはRaven Capitalと既存株主であるDCM Capital、ONSET Capital、レノボが引き受ける。

NNL社はこのFIDOの中核企業として、FIDOの標準規格に準拠するためのシステムおよび構築サービスを、各国の行政機関、通信事業者、金融機関、インターネット事業者等に対して販売している。NNL社製品はすでにSamsungとPaypalおよびAlibabaのオンライン決済システムに採用されるなど、事業は順調に成長しているが黒字化には至っておらず、普及に向けた研究開発資金および運転資金等を増資により調達する。
DDSは、FIDO Allianceに日本初の加盟企業として参加した経緯があり、今後NNL社の開発するソフトウェアの日本での販売を行っていく。

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・第三者割当増資・資本業務提携」に関連するコラム

インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

広報室だより
インドネシアで人気のお菓子“TRICKS”がM&Aで日本に上陸(記者発表会見レポート)

焼き菓子や珍味類の製造販売を行う銀の汐や、高級米菓の製造販売を行う三州製菓などをグループに持つミクシオホールディングス株式会社(本社:広島県呉市)が、インドネシアの上場会社で多くのヒット製品を持つ菓子メーカー「TAYSBAKERS」との資本業務提携を締結し、「TAYSBAKERS」の主力商品である“TRICKS”の日本独占輸入販売権を取得しました。2023年10月24日(火)に、両社が日本M&Aセ

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

経営・ビジネス
資金調達とは?経営者が知っておくべき方法、メリットやポイントを解説

資金調達とは?資金調達とは、企業経営に必要な資金を様々な方法で調達することを指します。各調達方法の種類、特長を経営者が把握し、いざという時に判断できるようにしておくことは不可欠です。資金調達は運転資金のほか、事業の立ち上げや拡大、投資、リスク管理など、事業の安定と成長を実現するための重要な手段です。この記事のポイント主な資金調達方法には自己資金、融資、出資、資産の現金化、補助金、クラウドファンディ

同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

M&A全般
同意なき買収(敵対的買収)とは?対応方針や事例を解説

同意なき買収(敵対的買収)とは同意なき買収とは、経営権の獲得を目的に、対象会社の経営陣や株主などの合意を事前に得ることなく行う買収を指します。英語のhostiletakeoverに相当する買収が含まれます。同意なき買収が行われる背景には、企業の成長戦略や競争力強化の動機、株主の期待、経営陣と株主との対立、市場状況などが挙げられます。この記事のポイント同意なき買収(敵対的買収)は、企業の経営権を獲得

ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

海外M&A
ベトナムM&A成約事例:日本企業との資本提携でベトナムのリーディングカンパニーへ

ベトナムの成長企業が日本の業界大手企業と戦略的資本提携を実施日本M&AセンターInOut推進部の河田です。報道にもありましたように、河村電器産業株式会社(愛知県瀬戸市、以下「河村電器産業」)が、DuyHungTechnologicalCommercialJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DH社」)およびDHIndustrialDistributionJSC(ベトナム・ハノイ、以下「DHID社」)の株

タイにおける日本食市場の2024年最新動向

海外M&A
タイにおける日本食市場の2024年最新動向

コロナ禍から復活最新のタイの飲食店事情日本M&Aセンターは、2021年11月にタイにて駐在員事務所を開設し、2024年1月に現地法人を設立いたしました。現地法人化を通じて、M&Aを通じたタイへの進出・事業拡大を目指す日系企業様のご支援を強化しております。ASEAN進出・拡大を考える経営者・経営企画の方向け・クロスボーダーM&A入門セミナー開催中無料オンラインセミナーはこちら私自身は、2度目のタイ駐

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2014年12月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード