旭硝子(5201)、大手バイオ医薬品原薬CDMOのCMC Biologics社の全株式取得
旭硝子(5201)は、大手バイオ医薬品原薬の開発製造受託(CDMO)企業であるCMC Biologics社の全株式を取得することについて、全株主との間で株式譲渡契約を締結した。取得価額は約600億円で、株主にはMonitor Clipper Partners社やEuropean Equity Partners社等が含まれる。
旭硝子は、主に日本において微生物を用いた医薬品製造受託(CMO)事業を行ってきた。本年8月には微生物を使ったCDMOであるドイツBiomeva社を買収し、欧州での製造、開発拠点を獲得している。
CMC Biologics社は、デンマークと米国の製造拠点をベースに、動物細胞と微生物を用いたCDMOで、医薬品開発から商業医薬品向けに、プロセス開発、スケールアップおよび商業製造までの高付加価値のサービスを提供している。
本件により、旭硝子は、動物細胞を用いたバイオ医薬品製造技術およびその主要市場である欧米の顧客基盤を獲得することで、バイオ事業および医薬品製造受託事業の拡大の加速化を図る。