株価算定シミュレーション

TDK(6762)、米国の慣性センサファブレスメーカーInvenSense社の全株式取得

更新日:

TDK(6762)は、米国InvenSense, Inc.(カリフォルニア州、InvenSense社)の全株式を取得し、完全子会社化することについて、InvenSense社と最終契約を締結することを決定した。

本件は、TDKが本件買収のために新設した子会社とInvenSense社とを合併させる三角合併方式で行う。合併対価としてInvenSense社の既存株主には現金が交付される。
買収価額は約1,572 億円。
TDKは、合併契約上の権利義務の全てを米国子会社であるTDK USA(ニューヨーク州)に譲渡する予定であり、TDK USAを通じてInvenSense社株式を取得する。本件完了後、InvenSense社はTDKの連結子会社となる。

TDKは、現在センサ事業へ積極的に成長投資を行い事業の拡大を行っている。
InvenSense社は、慣性センサのファブレスメーカーで、慣性・圧力・音声・超音波センサ技術に基づく幅広いポートフォリオをグローバルに展開している。

本件により、TDKは、InvenSense社が保有する先進的な慣性センサ技術と、自社が強みとする磁気・圧力・温度・音声センサ等の幅広いポートフォリオを組み合わせ、技術・製品ラインアップの拡充を図るとともに、より付加価値の高いセンサフュージョンを生み出し、更なる事業機会の獲得を目指す。

●今後のM&Aスケジュール
本件買収実行日 平成30年3月期第2四半期

電子部品・電気機械器具製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

電子部品・機械器具製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、電子部品・機械器具製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

TDKに関連するM&Aニュース

TDK、機械学習プラットフォームの開発を行う米Qeexo, Coを買収

TDK株式会社(6762)は、米国を拠点とするベンチャー企業であるQeexo,Co(米国カリフォルニア州、以下Qeexo)の買収に合意した。QeexoはTDKの完全子会社となる予定。TDKは、大手電子部品メーカー。受動部品、センサ応用製品、磁気応用製品、エナジー応用製品の製造を行っている。Qeexoは、エッジ※のtinyML※モデル開発を加速化する自動機械学習(ML)プラットフォームの開発を行うベ

TDK、子会社Amperex Technology Limitedより二次電池パックの製造・販売を行うNavitasys India Private Limitedの株式取得へ

TDK株式会社(6762)は、連結子会社であるAmperexTechnologyLimited(中国香港特別行政区)から、同社の連結子会社であるNavitasysIndiaPrivateLimited(インドバワル州)の株式を取得することを決定した。TDKは、電子部品メーカー。受動部品・センサ応用製品・磁気応用製品・エナジー応用製品などの事業を行っており、30以上の国や地域に250以上の工場、研究

TDK(6762)、米国のセンサメーカーInvenSense社の全株式取得

TDK(6762)は、InvenSense,Inc.(米国カリフォルニア州、InvenSense社)の全発行株式を現金対価で取得し買収を完了した。TDKは、自動車、産業機器及びエネルギー、ICTを重点3領域と位置づけており、IoT領域における事業機会獲得のため、「センサ・アクチュエータ」、「エネルギーユニット」、「次世代電子部品」の3製品の開発に注力している。InvenSense社は、慣性センサプ

TDK(6762)、ドイツのIC設計トップクラスカンパニー・ICsenseを完全子会社化

TDK(6762)は、ドイツの完全子会社TDK-MicronasGmbHを通じて、ICsenseNV(ベルギー)をTDK-Micronasの完全子会社とすることを決定し、両社にて株式取得に関する契約を締結した。TDKは、現在センサ事業について、M&Aを活用したセンサ製品のラインアップの拡充を積極的に行うなど、同事業の早期拡大に取り組んでいる。ICsenseは、欧州におけるIC設計のトップカンパニー

TDK(6762)グループ、フランスのセンサメーカーTronics社を公開買付け

TDK(6762)とTronicsMicrosystemsSA(Tronics社)は、TDKの完全子会社であるEPCOSAG(ドイツミュンヘン、EPCOS社)とTronics社が株式公開買付け契約を締結し、その契約に基づきEPCOS社がTronics社の全上場登録株式を1株あたり13.20ユーロで買付ける株式公開買付けを開始することについて合意した。本株式公開買付けは66.67%の達成を成立条件と

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

M&A全般
会社売却とは?メリットや注意点、流れを解説

会社売却とは?会社売却とは、会社の事業や資産を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、企業規模に関わらず、中小企業の会社売却の件数も増加傾向にあります。中小企業において、会社売却が検討される具体的な場面としては「後継者が身近にいないため、外部に引き継ぎ手を求めるケース」「自社単独での成長に限界を感じ他社と手を組むケース」が考えられます。この記事のポイント中小企業における会社売却で

大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

広報室だより
大槻代表に聞く!新たなファンドコンセプトを持つAtoG Capital本格始動

2024年9月、日本M&Aセンターグループの一員として新たな一歩を踏み出した「株式会社AtoGCapital」。新たなファンドコンセプトを持つ会社ですが、どのようなコンセプトなのか、その取り組みや設立への想いをAtoGCapital代表取締役の大槻昌彦さんに聞きました。※会社設立は2023年12月、ファンドの1号ファンド設立は9月20日、出資実行完了は2024年10月23日AtoGCapital代

株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

M&A全般
株式譲渡とは?中小企業のM&Aにおける手続き、税金をわかりやすく解説

株式譲渡は、その特徴から中小企業のM&Aで多く用いられるスキームです。本記事では、株式譲渡の概要、メリットやデメリット、手続き、税金について解説します。株式譲渡とは株式譲渡とは、譲渡企業の株主が保有する株式を他社に売却し、会社の経営権を引き継ぐ手法です。株主は比較的簡便な手続きで対価を受け取ることができ、譲渡企業の法人格は引き続き存続します。譲渡後は、株主構成が変わるだけでなく、会社への影響も比較

社長交代の流れ、必要な手続きを解説

M&A全般
社長交代の流れ、必要な手続きを解説

企業にとって、社長の交代は、経営方針や企業の未来に大きな影響を及ぼす極めて重要なプロセスです。本記事では、代表取締役社長が交代するタイミング、必要な手続きについて概要をご紹介します。※本記事では、「社長=代表取締役」という前提で、社長交代が必要となるケースについて解説します。社長交代のタイミングとは?社長交代のタイミングは企業ごとに異なりますが、一般的には、社長の年齢や健康状態がきっかけとなるケー

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2016年12月
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

月別M&Aニュース

注目ニュースワード