凸版印刷(7911)と伊藤忠商事(8001)、タイの総合パッケージング企業TPNグループと軟包材事業について資本業務提携
凸版印刷(7911)と伊藤忠商事(8001)は、タイのThung Hua Sinn Printing Network(TPNグループ)が新設した軟包材会社TPN Food Packaging Co., Ltd(TPN Food Packaging)と資本業務提携契約を締結した。
これにより凸版印刷と伊藤忠商事は、TPNグループと共同で、タイの軟包材事業に参入する。
凸版印刷と伊藤忠商事はTPN Food Packaging株式の10.7%を取得する。
TPNグループは、タイで紙器・ラベル・軟包材事業を展開するタイ国内でトップクラスの総合パッケージ会社。同グループは、グラビア印刷を中心とした軟包材事業を拡大すべく、2016年6月にTPN Food Packagingを設立した。
凸版印刷は、独自開発した世界トップシェアの透明バリアフィルム「GL BARRIER」を強みとして、総合パッケージ事業を国内外で展開している。同事業に関して、ASEAN地域では既にインドネシア、タイへと進出している。
伊藤忠商事は、生活消費財分野を重点分野に位置付けている。ASEAN市場では食品会社に対する包装資材の提案等を行っている。
本件M&Aにより、凸版印刷と伊藤忠商事は、TPNグループと共同で、タイおよびインドシナ半島市場における軟包材事業の拡大を目指す。また事業拡大とともに、TPN Food Packagingへの追加出資を行う方針。