神戸製鋼所(5406)、IP装置トップメーカーのQuintus社を買収
神戸製鋼所(5406)は、スウェーデンのQuintus Technologies AB(Quintus社)を米国ファンドのMilestone Partners社から買収し、100%出資の完全子会社とした。
買収価額は約130億円。
神戸製鋼所は、機械事業部門において産業機械事業の更なる市場拡大を課題としていた。
Quintus社は、等方圧加圧装置(IP装置)の世界トップメーカー。IP装置は、金属やセラミックなどの素材を高圧・高温環境下において等方圧で加圧焼結または成形する装置。Quintus社は、今後の成長が期待される航空宇宙分野において、欧州・米国で圧倒的なプレゼンスを有する。
本件M&Aにより、神戸製鋼所は、新たな製品群と成長市場を獲得し、事業の大幅な拡大を実現するとともに、製造メニューの相互移管や購入品の共同調達等による生産効率化・コストダウンなどのシナジーの創出を図る。