会社売却先シミュレーション

神戸製鋼所(5406)、IP装置トップメーカーのQuintus社を買収

更新日:

神戸製鋼所(5406)は、スウェーデンのQuintus Technologies AB(Quintus社)を米国ファンドのMilestone Partners社から買収し、100%出資の完全子会社とした。

買収価額は約130億円。

神戸製鋼所は、機械事業部門において産業機械事業の更なる市場拡大を課題としていた。

Quintus社は、等方圧加圧装置(IP装置)の世界トップメーカー。IP装置は、金属やセラミックなどの素材を高圧・高温環境下において等方圧で加圧焼結または成形する装置。Quintus社は、今後の成長が期待される航空宇宙分野において、欧州・米国で圧倒的なプレゼンスを有する。

本件M&Aにより、神戸製鋼所は、新たな製品群と成長市場を獲得し、事業の大幅な拡大を実現するとともに、製造メニューの相互移管や購入品の共同調達等による生産効率化・コストダウンなどのシナジーの創出を図る。

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A・事業承継の動向はこちら

鉄鋼・金属製品製造業界のM&A売却・事業承継案件

日本M&Aセンターでは、鉄鋼・金属製品製造業界をはじめ、譲渡案件情報を常時ご紹介しております。ご興味のある案件がありましたら、ぜひお問い合わせください。

神戸製鋼所に関連するM&Aニュース

神戸製鋼所、子会社のジャパン スーパーコンダクタ テクノロジーの全保有株式を日本電子に譲渡

株式会社神戸製鋼所(5406)は、子会社であるジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社(兵庫県神戸市、以下:JASTEC)において、神戸製鋼所が保有する株式の全てを日本電子株式会社(6951)に譲渡することで合意した。JASTECは、超電導線材及び超電導マグネットの製造、販売を行っている。日本電子は、理科学計測機器、半導体関連機器、産業機器、医用機器の製造・販売・開発研究、および附帯事業を行

神戸製鋼所、持分法適用関連会社の関西熱化学の出資持分を追加取得・子会社化へ

株式会社神戸製鋼所(5406)は、持分法適用関連会社である関西熱化学株式会社(兵庫県尼崎市)の出資持分を追加取得し、連結子会社化することについて決定した。神戸製鋼所は、鉄鋼、溶接、アルミ・銅などの「素材系事業」、産業機械、エンジニアリングなどの「機械系事業」、「電力事業」を事業の3本柱とした複合経営を展開している。関西熱化学は、製鉄用コークスの製造販売、ガス、コールタールなどの化成品の製造販売等を

神戸製鋼所、自動車用アルミパネルに関する合弁会社を中国で設立へ

株式会社神戸製鋼所(5406)は、100%出資の神鋼汽車鋁材(天津)有限公司(中国天津市)と、宝武鋁業科技有限公司(中国河南省、以下「宝武アルミ」)のアルミパネル用連続熱処理及び精整工程を統合した合弁会社設立について、合弁契約書を締結したと発表した。宝武アルミは、中国鉄鋼業最大手の中国宝武鋼鉄集団有限公司(中国、以下「宝武集団」)が過半出資している企業。今回、神戸製鋼所、宝武アルミに加え、宝武集団

神戸製鋼所、子会社の神鋼スラグ製品を吸収合併へ

株式会社神戸製鋼所(5406)は、完全子会社である神鋼スラグ製品株式会社(兵庫県神戸市)の吸収合併を決定した。神戸製鋼所を存続会社とし、神鋼スラグ製品を消滅会社とする吸収合併方式。神戸製鋼所は、鉄鋼・非鉄金属製品等の製造販売、鋳鉄品・鋳鍛鋼品および非鉄合金の鋳鍛鋼品の製造販売、電気供給事業等を行っている。神鋼スラグ製品は、鉄鋼スラグ製品の営業活動・販売実務の代行、鉄鋼副生品販売、産廃処理処分事務代

神戸製鋼所(5406)、鋼製透過型砂防堰堤事業とフレア護岸事業を事業譲渡

神戸製鋼所(5406)は、鋼製透過型砂防堰堤事業およびこれに付帯する砂防鋼構造物事業およびフレア護岸事業について、それぞれ日鉄建材株式会社(東京都千代田区)、ケイコン株式会社(京都府京都市)へ事業譲渡することを決定した。日鉄建材は、鋼製砂防堰堤事業分野における営業や製造のノウハウを有し、防災・減災分野の取り組み強化を掲げている。ケイコンは、フレア護岸事業は、コンクリート二次製品の開発および設計・製

この記事に関連するタグ

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連するコラム

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡契約書の基本

本記事では、クロスボーダーM&Aのスキームとして一般的な株式譲渡の場合に締結される株式譲渡契約書(英語ではSPA、SharePurchaseAgreementやStockPurchaseAgreementと表記されます。)について解説します。株式譲渡契約書(SPA)の一般的な内容一般的な株式譲渡契約書は概ね以下のような項目で構成されていることが多いです。売買の基本事項クロージング及びクロージング条

クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

海外M&A
クロスボーダーM&Aにおける株式譲渡の基本 ~法務~

この記事では、クロスボーダーM&Aの手法として用いられることの多い株式譲渡について、基本的な事項をご紹介させていただきます。クロスボーダーM&Aとは日本企業が外国企業を譲り受けるIn-OutM&Aと外国企業が日本企業を譲り受けるOut-InM&Aを、国境をこえて行われるM&Aということで、クロスボーダーM&Aと呼びます。海外M&Aという呼ばれ方をする場合もあります。@sitelink株式譲渡とは株

【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

M&A全般
【2025年版】会社売却の教科書!初心者向けに流れやメリット、事例を紹介

会社売却とは、会社の経営権や事業を第三者に売却し、対価を受け取るプロセスを指します。近年は、後継者問題の解決や企業の成長促進を主な目的として、中小企業の会社売却が増加傾向にあります。現在様々な問題に直面している経営者はもちろん、そうでない方も、会社売却の手続きや税制、メリットなどについて知っておくことで、より柔軟な経営判断ができるようになります。本記事では、企業売却の流れや税金に関する基礎知識のほ

インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

海外M&A
インドネシアの2025年はどうなる? ~経済、外交、国家長期開発計画~

こんにちは、ジャカルタの安丸です。2025年におけるインドネシアのマクロ的な展望につき、私見を交えて解説させていただきます。(今回のこのコラムは、2025年1月8日に作成しています。)2024年の振り返り最初に2024年にインドネシアで起こった重要なイベントを、簡単に振り返ってみたいと思います。2024年はインドネシアにとって、重要なイベントが目白押しの1年でした。新大統領の就任10年振りの大統領

企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

M&A全般
企業買収とは?買収スキームやメリット・デメリットを解説

事業承継や業界再編への対応策として、企業買収の動きは今後ますます加速することが考えられます。本記事では、企業買収の基礎を整理した上で、その種類やメリット・デメリット、具体的な流れなどについて解説します。この記事のポイントM&Aによる企業買収は、経営陣が他社の株式を取得し、経営権を獲得する手法で、目的には競争力強化や事業多角化がある。企業買収には友好的買収と敵対的買収があり、前者は経営陣との合意を経

会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業承継
会社を売りたい。会社を売る際に知っておきたいポイントを解説

事業を継いでくれる後継者が見つからない場合、残される選択肢は廃業、そして会社の売却です。本記事では、会社を売る際に知っておきたいポイントについて解説します。この記事のポイント2025年には70歳以上の経営者が245万社に達し、約127万社が後継者不在。M&Aによる会社の譲渡が成長加速の選択肢として注目されている。会社を売る主なメリットは存続、経営者の負担軽減、廃業コスト削減が挙げられる。一方で条件

「クロスボーダーM&A・株式譲渡」に関連する学ぶコンテンツ

M&Aニュース検索

注目のM&Aニュース

最新のM&Aニュース

日付別M&Aニュース

2017年4月
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30

月別M&Aニュース

注目ニュースワード